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丸山茂樹、伊澤利光がシード権を喪失

22日(木)に高知県のKochi黒潮カントリークラブで開幕する「カシオワールドオープン」は年間25試合ある国内男子ツアーの24戦目。次週の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は今季の優勝者と国内賞金ランキング25位以内の選手に出場が限られており、大多数の選手がシーズン最後のトーナメントとなる。

翌年の賞金シードを確保できるのは、賞金ランキング上位70人のツアーメンバー。前週の「ダンロップフェニックストーナメント」を制したルーク・ドナルド(イングランド)は24位(4000万円)に位置するが、日本ツアーのメンバーではないため、ランキング71位までの選手が“圏内”となる。

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その緊張感に包まれる試合を前に、丸山茂樹伊澤利光のシード権喪失が決まった。ともに今大会を左手親指痛のため欠場。今季は丸山が2009年の「日本シリーズJTカップ」優勝の3年シード、伊澤が07年の「日本プロゴルフ選手権大会」の5年シードの最終年だったが、丸山のランキングは102位(約498万円)、伊澤は159位(約87万円)。このまま、順位を上げることなく今季の試合を終えることになる。

両選手はいずれも「生涯獲得賞金ランキング25位以内の者」という、1シーズンに限って行使できる出場権を有しており、年末までに日本ゴルフツアー機構(JGTO)に申請すれば、大多数の試合に出場が可能な来シーズンに再起をかけることになる。

一方、賞金王争いも、最終局面を迎えた。今週、および次週「日本シリーズ」の優勝賞金はそれぞれ4000万円。現在約1億3084万円でトップを走る藤田寛之が今週、シーズン4勝目を挙げると初の賞金王戴冠が決定。2位の谷口徹は約3349万円差を追っており、少しでも差を詰めて最終戦に持ち込みたい。なお、同4位につけていた池田勇太は体調不良のため、前週に続き欠場。最終戦を残すが、逆転賞金王の可能性は消滅している。(高知県芸西村/桂川洋一)

2012年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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