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【GDO EYE】プレー中にギャラリーに怒鳴られ困惑する上井邦浩

最終ホールまで1つスコアを伸ばしていた上 最終ホールまで1つスコアを伸ばしていた上井邦浩だったが・・・

国内男子ツアー2011年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」の最終日は、快晴微風で最高気温は20度にもおよぶ絶好のゴルフ観戦日より。優勝争いをする最終組では高山忠洋片山晋呉、そして石川遼の3人がラウンドすることもあり、19,021人ものギャラリーが会場に集まった。

ギャラリーが多いと歓声の迫力も増し、戦う選手たちの気合いの入り方も違ってくる。しかし、その一方でトラブルが発生してしまう可能性も高まってしまう。

ラウンド中に選手の打ったボールがギャラリーに当たってしまう打球事故の可能性も、ギャラリー数が増えれば必然的に確率も少しは上がってしまうもの。最終組でラウンドした片山も4番パー5の2打目を左方向に曲げてしまい、ロープ際で座って観戦していた女性の頭部に当ててしまった。幸いこの方は帽子を着用されていたため、軽い救護で済んだと聞く。

注目組ならば、ギャラリー整理という業務を担当するスタッフが帯同しているため、その処置もすぐに行うことができるが、それ以外の組になると、ボールの行方を確認するスタッフが手薄になることがほとんど。

この日、最終組の2つ前でラウンドしていた上井邦浩に災難が降りかかった。最終18番のティショットは高台からの打ちおろし。右サイドにはギャラリーが入れず、トラブルといえばバンカーか点在する木に当たる程度。ところが左サイドには、2つ後ろに最終組が来るということで、ティグラウンドからグリーンまで、びっしりとギャラリーが埋め尽くしていた。

そして上井のティショットは左方向へ。ここまで3アンダーできた上井はバーディを奪えば3位に食い込む可能性もあった。ミスショットに意気消沈して第2打地点に向かった上井は、自分のボールがロープよりも3m内側のラフにあることを発見。使用するアイアンを決め、アドレスに入ろうとしたその時だった。「おい、謝れよ!お前は謝ることもできんのか!」と、静まり返ったその場に上井に対する罵声が響いたのだ。

「何?」と驚いた上井はアドレスをやめて声の方向を見ると、1人のギャラリーが「ボールを当てといて、お前は何様だ」とさらに声を荒げた。この状況に冷静で居られるわけもなく、スタッフを呼び状況を確認すると、ティショットのボールが当たったのは事実で、その時周囲にスタッフが1人も居なかったという。

ひとまずは、その方のケガの確認も必要だったため、クラブハウスに送り、プレーは再開されたが、上井は平常心を保てずボギーを叩いてしまう。結果的に通算2アンダーの8位タイでホールアウトした上井は、先ほどのギャラリーにもう一度お詫びをし、事なきを得たが、「あのタイミングで怒鳴られたらプレーできないですよ」と本音を打ち明けてくれた。確かに、当ててしまった上井にもその部分で非はあるが、関係者が処置をして選手がプレーに専念できないようでは困る。ギャラリーの方にも心遣いはお願いしたいが、多くのギャラリーを受け入れる体制も見直す必要がありそうだ。(編集部:本橋英治)


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