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「58」に2年連続エース 石川遼は幸運満載の和合コースで仕切り直し

◇国内男子◇中日クラウンズ 事前情報(1日)◇名古屋GC和合C(愛知)◇6557yd(パー70)

1週間前、米テキサス州で行われた下部コーンフェリーツアーで、フランキー・キャパンという24歳の選手が初日に「58」をマークした。50台のスコアはいつになっても、ゴルフ界のホットニュース。主要ツアーでの達成時には2016年のPGAツアー「トラベラーズ選手権」で記録したジム・フューリックらと並んで、石川遼の名前も決まって登場する。

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最終日に「58」をたたき出して優勝したのは2010年。「14年、もうそんなに経ったか…みたいな感じで」という試合は直近2年、別の形で話題をさらった。2022年には7番で、23年には4番(いずれもパー3)でホールイワンを達成。「運にも…というか、運にしか恵まれていない。2シーズン連続でホールインワンを出していること自体が信じられないし、それがまた同じコース、同じトーナメントというのも珍しい」と本人も驚くばかりだ。

実際に、記録の残る1985年以降、国内ツアーでの同一大会2年連続エース達成者はほかに2人だけ(安田春雄/1989&90年ダイワKBCオーガスタ、尾崎直道/2003&04年三井住友VISA太平洋マスターズ)。史上初の3年連続がかかる今大会だが、石川はコースの仕上がりが例年以上に優れていると見る。

「全体的に非常に青く、芝が元気。グリーンの芝の芽が詰まっている。密度が高くて、例年の硬さともちょっと違う」。プロアマ戦が行われた開幕前日は一日を通じて小雨模様。「これだけ雨が降っても、グリーン上で(ボールに)砂が付くことが少なかった」のが状態の良さを示している。晴れれば一気に硬くなると予想。「狙いどころが限られてくる。普段ならラフからでもチャンスにつけられる所が難しい、という状況も出てくる」と警戒した。

予選落ち直後の仕切り直しとなるシーズン3戦目。得意コースの太平洋クラブ御殿場コースでの前週の戦いぶりを、「ちょっと“緩み”が自分の中であったかも」と振り返った。

トレーニングの成果もあって飛距離アップが目に見えたことで、スイングの小さなエラーを見過ごしていた。「飛ぶ方がうれしいので、そっちを優先してしまった。長いクラブ(でのショット)の再現性が落ちるスイングになっていた」と反省。「一歩後退した」ことを肝に銘じて、再始動する。(愛知県東郷町/桂川洋一)

石川遼のツアーでのホールインワン>
2010年/パナソニックオープン 2R/6番(187yd)/7I
2011年/三井住友VISA太平洋マスターズ 3R/17番(228yd)/4I
2013年/プエルトリコオープン 3R/8番(185yd)/6I※
2015年/クイッケンローンズナショナル 1R/4番(178yd)/8I※
2022年/中日クラウンズ 3R/7番(181yd)/8I
2023年/中日クラウンズ 3R/4番(171yd)/8I
※はPGAツアー

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