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幼なじみは世界11位 杉本エリックは“隔離明け”のリスタート

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 初日(3日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)

石川遼は8月の「全米プロ」を終えて帰国し、自宅で2週間の隔離を経験した。米下部コーンフェリーツアーで戦う小斉平優和も同じ。そしてもうひとり、日本ツアーの再開を前に前週末にようやく“巣ごもり”生活から解放された選手が、26歳の杉本エリックだ。

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千葉県生まれ、南カリフォルニア大卒業の杉本(本名は拓也)は石川や小斉平と違い、拠点を米国に持つ。1歳のときに両親と移住したカリフォルニア州サンディエゴの住まいが我が家。日本国籍で、現在は下部AbemaTVツアーを主戦場としており、試合機会を求めて都度、来日している。

コロナ禍の中、米国では近所でローカル大会も開催されていたが、「賞金が本当に安い」。そこに参戦するよりも、学びの機会は“幼なじみ”とのプライベートラウンドのときのほうがありそう。世界ランキング11位、ザンダー・シャウフェレは9歳の頃からの友人で、PGAツアーの大会に出ないときにはスパーリングパートナーになってくれる。

8月中旬、今大会や秋以降の下部ツアー開催が分かり、横浜市内に身を寄せた。だが、外出が禁じられた隔離期間で「できることは素振りとパターマットでの練習。ボールの出だしが真っすぐ出ているか確認するくらい」。待望の初日は3オーバーと出遅れた。

「ザンダーと日本に来る前日も一緒に回ったんです。『イイ感じだ』と言っていたけれど、2週間隔離したらフィーリングがぜんぶなくなっちゃった。内容は悪くないんですけど、ゴルフ慣れしていないというか、だらしないゴルフというか。細かいところがシャープじゃない」

カリフォルニア州の新型コロナウイルス感染数はすでに累計72万人を超えた。減少傾向にあるとはいえ、今週も毎日5000人前後が新たに感染している。杉本は幸いにも「自分の周りでかかった人をひとりも知らないんです」という。

来日して、日米の生活スタイルの違いも感じた。「こっちのほうが、生活が“普通な”感じ。みんながマスクをつけて(以前のような)日常の行動をしているように思います」。再開したと思った飲食店なども、感染者数が規定を超えた途端に再びクローズ。ここ数カ月は、緩和と引き締めの繰り返しだった。「日本みたいに、大多数の人がルールを守っていたら…とも思います」と複雑な心境を吐露した。(山梨県富士河口湖町/桂川洋一)

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