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大御所見たら何でも聞こう 鍋谷太一の積極果敢

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 初日(5日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)

23歳の鍋谷太一(なべたに・たいち)が1イーグル5バーディ、4ボギーの「68」でプレー。3アンダーの暫定6位で発進し「いいゴルフでした」と満足げな表情を見せた。

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出だし10番から2連続バーディと好スタートを切った。17番(パー5)では残り255ydの2打目を「一度バンカーに入ったが、転がり上がって」と運も味方。ピン手前5mにつけイーグルを奪い「思った通りのゴルフができた」と胸を張った。「ほんとに難しかった」と振り返る後半は、「出だしの1番から4番が勝負だと思っていた」という“鬼門”で2つ伸ばした。その後、ティショットがわずかにラフにつかまるなどし、3つのボギーを喫したが、「感覚的には“貯金”もあったのでそこまで落ち込んでいない」と表情は晴れやか。

パットが冴えた一日の陰には大先輩、谷口徹の助言があった。火曜日の練習ラウンドで同組を志願し、苦手だったグリーンの読み方を教わった。「左に回転がかかりやすい。フックラインは多く曲がり、スライスはあまり曲がらない可能性がある」と癖を指摘された。「自分の癖を一瞬で見抜いてくれた。モロにハマりました」とこの日のパット数は全体1位となる「27」をマークした。

これまでにも“大御所”を見つけては教えを請うた。アプローチ練習をしていたツアー30勝の倉本昌弘を見つけるなり「チャンスや」と1時間以上にわたってメンタルなどについて話を聞いた。ゴルフ場の風呂場でツアー48勝の中嶋常幸を見つければ、「プロで飯を食うにはどうしたらいいですか」と声をかけた。「“しぶとさ”だっておっしゃっていました」と必死にメモを取り、心に刻んだ。ツアー51勝の青木功からは30~40分にわたりスイングの指導を受けたこともある。

「みんな言うてることは違うんですけど、結局みなさん自分の癖をすぐに見抜いてくれるのですごいな」とすべての助言が糧になっているという。

「予想以上にいいゴルフができてしまったんで、難しいコースなので、あんまりナーバスにならずに、フェアウェイ見て、グリーン見て、カップ見てシンプルにゴルフしていきたいと思います」。その積極性をコース上でも発揮したい。(山梨県富士河口湖町/柴田雄平)

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