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2021年7月のマンスリーゲスト 西畑萌香

「Hot Shot with GDO」の2021年7月のマンスリーゲストには西畑萌香プロを迎え、全4回でお届けする。

1998年4月12日生まれ、「黄金世代」の23歳。大阪府出身で、6歳からゴルフをはじめる。日本ウェルネス高等学校を卒業し、2017年のプロテストに合格。2018年よりステップアップツアーを主戦場にツアーへの本格参戦を果たしている。2020~2021年の出場資格はQTランキング95位で、第1回リランキングは129位となっている。

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第1回 「寝る前にゴルフノート」

「想いを乗せて人と物をつなぐ」をビジョンに掲げる「山手運送株式会社」と今年3月にスポンサーシップ契約を締結し、活動の全面的なサポートを得ている。

1998年生まれの「黄金世代」として、レギュラーツアーの最前線で戦う同世代と同じステージで戦いたい気持ちが強い。2020~2021年シーズンの出場資格はQTランキング95位で、第1回リランキングは129位。昨年はコロナ禍で試合数が少なく、通常は3月に始まって11月に終わるシーズンが2年にわたって統合されており、いまだに違和感を覚えている。

高校生で親元を離れ、茨城県の「ウェルネス高等学校」に進学し、寮暮らしをしながらゴルフ漬けの日々を過ごしていた。高校2年生で「このままじゃいけない」と決断して、一人暮らしをスタート。

その後、埼玉県の「飯能ゴルフ倶楽部」で研修生となり、支配人に立ち方から話し方まで厳しい指導を受け、ポーターとして働きながら練習を重ねた。

今シーズンの目標はステップアップツアーでの優勝。年末に開催される最も大事なQTに備えているが、毎年ファイナルで気合が入りすぎて空回り。攻める気持ちも必要だが、マネージメントや平常心を保てるかが課題。寝る前には、ゴルフノートに自分の考えを吐き出して、客観的に分析することを欠かさない毎日だ。

第2回 「目指せアメリカツアー」

小学校2年生のときにゴルフ好きな父親について行き、練習をするようになったのがゴルフとの出会い。小学生で試合に出場し、自然な流れでプロゴルファーを目指すようになった。プロテストに合格した時には、「まさかプロになるとは思っていなかった」と、両親を驚かせた。

プロゴルファーになっていなかったら、パティシエやパン屋さんになっていたかも。外食をしたり総菜などを買って食べたりするほうが面倒くさいので、基本的には3食自炊をしている。メニューはインスタで美味しそうなレシピを調べてつくり、オフで時間があるときにお菓子づくりをするために、オーブンも購入した。

実家が「西畑精肉店」を営んでおり、好きな食べ物はもちろん「お肉」だが、実家から送られてくるのでスーパーでは買ったことがない。小さい頃からカルビやロースはあまり好きではなく、ハラミばかり食べていた。

行動力が唯一自慢できるポイントで、今年はアメリカのQTにチャレンジする予定。2~3年前から、オフシーズンはアメリカで合宿をしながら一人でミニツアーに参戦し、その頃からアメリカでプレーをしてみたいなと思い始めた。

好きな言葉は「自分に勝つ」。アメリカは人に関心があまり無く、自分を持っている人が多いので、とても楽で生活がしやすいと感じた。課題は英語だが、レジストレーションなどをきっちりと対応できれば、あとはだいたいでやっていけると思っている。

スイングのお手本は、体幹がしっかりとしていて、飛距離ではなくミート率や方向性を重視する韓国人選手。そのためにトレーニングは欠かさないが、どのようにスイングに活かすのかが難しいと感じている。

第3回「ファッションのお手本は海外のインスタ」

クラブはフリーで、ウッドは「キャロウェイ エピック SPEED」シリーズ、アイアンはブリヂストン、ボールは、「ブリヂストン ツアーB XS」、シューズはナイキを使用している。得意クラブはパター。以前はショットに自信がなかったので、パットでしのぐタイプだったが、最近はショットが上達してパーディパットを打つ機会が増え、難しいと感じている。

ショットの練習時間が増えて、パットの練習時間が減ったことも理由の一つで、バランスが難しいと感じている。練習量が上達に比例するので、傾斜、ライン、芝など様々な状況から判断して、イメージをふくらませてから繰り返し打つことで頭に刻み込むのが重要だ。

1年ほど前からジョージ武井プロコーチに教わるようになり、スイングの課題が山積みで、やっと目標の3合目に到達したくらい。1軸スイングが基本だが、自分のスイングはブレブレの3軸スイング。1日8時間ほど練習した後、スコア、パター数、スイングの感触などをその日のうちにノートに書き留めている。とても面倒くさいが、一日でも欠かすと途切れてしまうので、嫌々でも寝る前に欠かさず書いて、重要なところは見直している。

ウェアは、「セントアンドリュース」で、シックなスタイルがお気に入り。ファッションへの興味はあるが、プロゴルファーで体型が大きいので、海外のインスタで着こなしを参考にして、着たい服よりスタイルがよく見えるものをチョイスしている。所属は蕎麦ダイニングの「叶庵 克」。

第4回 「可愛い子には旅をさせろ」

毎朝6時に起きて、朝食の前にジムに行き、体を動かすのがルーティン。ジム好きは母親譲りで、実家の大阪にいるときは、母親と一日に2回通うこともある。オフは友達とご飯を食べにいったり、ちょっと遠出して、山梨県や群馬県の日帰り温泉を楽しんだりしている。

ネットフリックスにはまっていて、本気を出して12時間観てしまい、「これはあかん」と反省。「進撃の巨人」を見終えて一区切りがついたので、今では一日1~2時間を限度にほどほどに楽しんでいる。最近のおススメは、オリジナル作品の「殺人を無罪にする方法」だ。

ショッピングは好きだが、ブランド物や高級品には興味がなく、H&Mなどのファストファッションでたくさん買いたいタイプ。好きな男性のタイプは、きちんと自分の芯がある人。

実家の近所に同級生で男子プロの小斉平優和がいて、両親の意向で、1ヵ月くらい泊まり込みで預けられた。「可愛い子には旅をさせよ」だったようだが、毎日40キロを走らされて辛い経験だった。結果的には精神力が鍛えられて、メンタルが強くなったので、今から思えば大成功だと思う。

コロナ禍で海外への渡航が制限されているが、世界中の色々な国に行きたい願望が芽生えてきいる。ヨーロピアンツアー参戦も考えたが、年間の経費が3000万円かかると聞きビックリした。目標は日本ツアーで賞金女王になって、資金をもとにアメリカツアーに参戦することだ。



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