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総重量300g未満の『R』ドライバー5機種を比較

硬さRのシャフトで総重量300グラムを切るドライバーは、ヘッドスピードが40m/秒前後のゴルファー、または体力をクラブの特性で補いたいと思うゴルファーにとって、スコアメークを大きく左右する武器といえるだろう。飛距離性能に加えて、ボールの上がりやすさやつかまりを追求するこのジャンルでは近年、『ゼクシオ』シリーズが市場をけん引。ライバル各社も開発に意欲的で、新たな「ゼクシオ ナイン」が発売された昨年12月と前後して、相次いで対抗商品を投入してきた。ユーザーの選択肢が広がり、目移りが止まらない“ゼクシオ包囲網”の現状について、今冬から今春に発売の7~8万円台 までの5機種でスペックデータや特徴を紹介する。

■スペック比較表

※ゼクシオ以外は発売日順。数値はオリジナルシャフト(R)

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メーカー名モデル名発売日ヘッド体積、長さ、総重量価格(税抜き)
ダンロップゼクシオ ナイン2015/12/5460cc、45.5インチ、272g8万8000円
テーラーメイドグローレ G2015/11/7460cc、45.75インチ、263g8万8000円
本間ゴルフBe ZEAL 5252016/1/15460cc、45.75インチ、292g8万円
タイトリストVG32016/3/4460cc、46インチ、282g8万8000円
ブリヂストンPHYZ2016/3/18460cc、45.5インチ、278g7万円

■ダンロップスポーツ 『ゼクシオ ナイン』

2000年の登場以来、国内トップシェアをひた走ってきた『ゼクシオ』シリーズの9代目。昨年12月5日に発売された。前モデルより2g軽く重心を20mm手元側に移動した新設計のシャフトと、ゼクシオ史上最も重い197gのヘッドを採用。切り返しでのコックの解放を無意識に抑えてヘッド軌道を変えることで、インパクト時の運動エネルギーの向上を図った。プロでは山下和宏額賀辰徳のほか、稲森佑貴大堀裕次郎らパワーのある若手も使用している。

■テーラーメイドゴルフ 『グローレG』

飛距離性能を追求して支持を得てきた『グローレ』シリーズの最新モデル。前モデルから受け継いだ白いクラウンに加え、ソールにも白い部分が増えた。テーラーメイド史上最軽量(263g)のドライバーをうたう。ソールには同社で最大幅となるスピードポケットを設けた。この溝の効果により、オフセンターヒット時のボール初速の減少を抑える。13gのドローウェイトを配置することで重心距離を短くし、ボールをつかまえて飛ばすことを目指した。

■本間ゴルフ 『Be ZEAL 525』

契約プロのイ・ボミが「もう100なんて、打たないで。」と話しかける広告が印象的な新ブランド『Be ZEAL(ビジール)』。ゴルフに真剣に取り組むアベレージゴルファーを主なターゲットに据える。独自の形状のクラウン、ヘッドの低重心・深重心設計により、ボール初速の向上、高めの打ち出し角、適正なスピン量を実現することで飛距離のアップを狙った。トゥ側とヒール側のウェイトビス(2g、7g)を入れ替えることで、つかまりやすさを調整できる。

■タイトリスト 『VG3』

日本市場向けにやさしさを追求して開発している『VG3』シリーズの2016年モデル。発売予定は3月4日。先代の2014年モデルからデザインを一新し、クラウン、フェース、ソールを黒色で統一した。インパクト時にソールの溝がたわむ独自技術により、ボール初速のアップを実現。チタン鍛造のカップフェースを採用し、スイートエリアを拡大した。手元部分を重めにした新シャフトは、ボールの打ち出しが右になりやすいという軽量クラブの弱点を補うことを狙う。

■ブリヂストンスポーツ 『PHYZ』

4代目の『PHYZ』は「体力やスイングはそれぞれ違うから、誰もが飛ばせるクラブは作れない。つまりゴルファー1人ひとりが一番飛ばせるクラブは、1本1本つくるしかない」をコンセプトに開発された。店頭で専用アプリを使い「3球診断」を実施。その結果に基づき、インパクト時にフェースがスクエアになるようなヘッドの重心と、ヘッドスピードアップに最適なシャフトの組み合わせを提示。試打を経て販売する。重心アングルはウェイトネジで調整する。

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