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ヤマハが独自に開発したシャフトのしなり分析とは

ヤマハ株式会社は、7月1日に「ヤマハゴルフスタジオ高輪」を開設。スイングに適したクラブ選びができるよう、スイング時におけるシャフトのしなりを分析するシステムを開発し、クラブフィッティングに役立てるとのことだが、その実態を調査すべく、今回はそのゴルフスタジオでフィッティング体験を行った。

■シャフトのしなり方に着目!

スイングの特徴がシャフトのしなり方に現れることに着目し、しなりを測定・分析するシステムを独自に開発。これまでのクラブヘッドの動きの分析に、シャフトしなりの分析を加えることで、ゴルファー1人ひとりに異なる要望に応えられるクラブフィッティングを目指している。

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画像2はシャフトに小型カメラを取り付けて撮影したもの。テークバック初動ではヘッドにつられてヘッド側にシャフトがたわんだ後、切りかえし前後で飛球線方向側にシャフトが最大限たわんだ後、インパクト手前では再びヘッド側にたわむ(※いわゆる逆しなり)現象が起こりインパクトをむかえていることがわかる。

■シャフトのしなり方は千差万別!

画像3はフィッティングスタジオで計測した12人のシャフトしなりの分析結果を見せてもらった。縦軸がトウ・ヒール側のシャフトしなり量、横軸がフェース・バックフェース側のシャフトしなり量。シャフトを大きくしならせてスイングする人もいれば、あまりしならせないでスイングする人など、ゴルファーによって千差万別である。

また切り返しからインパクト手前までにシャフトを逆しなりさせてパワーを引き出しているかどうかなど、効率的にクラブを使えているかなども見えてくる。

ちなみにどのパターンが良い、悪いということはなく、自分のクセをしることが大切であり、自分にあったゴルフクラブは必ず見つかると担当者は話す。

■切りかえしからインパクトまでの時間によってフレックスを選ぶとよい

画像4は縦軸がヘッドの合成遷移、横軸は時間。これにより、切り返しからインパクトまでの時間が遅いタイプか早いタイプかがわかる。

前者の遅いタイプの場合、インパクトまでの時間があるため、柔らかいフレックスの方がタイミングが取りやすい。一方後者の早いタイプの場合だと、インパクトまでにシャフトが戻ってこず、フェースが開いたままインパクトをむかえるため、硬めのフレックスだと相性がいい。

■フィッティングの流れ(所要時間約60分)

1.現状分析
簡単な問診を行い、実際にボールを打つ。インパクト時のクラブヘッドの動きや弾道の傾向と、理想の弾道やクラブの好みを踏まえて、フィッティングの方針を決めていく。

2.シャフトしなりの測定と分析
シャフトのしなりを測定できる専用のクラブを使いボールを打つ。測定したシャフトのしなりとスイングを分析し、適したシャフトを絞り込んでいく。

3.推奨クラブの決定
STEP2で選定した数本のシャフトをヘッドと組み合わせて試していく。数種類の組み合わせを打ち比べ、打球結果や使用感を比較し、最適なクラブを選び出す。

4.結果の説明
フィッティング結果の説明をしてくれる。フィッティングでの疑問点等はこのタイミングで確認することができる。推奨クラブのスペック等を記入したシートを受け取り、ゴルフクラブ取扱店を紹介してくれる。

8月末まで無料体験を実施しているが、すでに予約で埋まっている状況。9月からの利用料金は3,000円(税抜)で、近日同社サイトで受付を行う予定だ。

●施設名称
「ヤマハゴルフスタジオ高輪」

●所在地
東京都港区高輪2丁目17-11

●オープン日
2014年7月1日(火)

●営業時間
平日 13:00~19:40(最終受付18:40)/土曜日 9:20~16:40(最終受付15:40)

●定休日
日曜日・月曜日・祝日

●メニュー
ドライバーフィッティング

●所要時間
60分(完全予約制)

●費用
3,000円(税抜)
※2014年8月30日(土)まで無料期間は受付終了

●予約方法
WEBサイトより事前予約
http://www.yamaha.co.jp/product/golf/studio_fitting_service/studio.html

●お問い合わせ先
フリーダイヤル 0120-808-562(平日10:00~17:00/土曜日・日曜日・祝日は除く)

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