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明日を担うゴルファーを育成しよう!

2013/12/12 11:01

全日本ゴルフ練習場連盟(以下JGRA)は先頃、国立オリンピック記念青少年総合センターで「第8回ジュニアゴルファー育成サポートセミナー」を開催した。

今年で8回目を迎えた同セミナーの開催にあたり、JGRAの石井信成会長は次のようにコメント。

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「今回のセミナープログラムは、基調講演、当連盟の報告、ジュニアゴルファー育成活動報告など、第1部~第3部まであります。今回私どもは、日本ゴルフ協会(JGA)とジュニアゴルファー育成事業について協力してジュニアゴルファーの底辺拡大、環境整備を行うことで覚書を締結しました。今後は私どもの育成プログラムである「ジュニアゴルファー検定制度」を発展させ、各団体に広めていく所存でございます。これからゴルフを始められる人たちを増やすためにもより一層努力をしていきたいと思っております」――。

セミナー当日の参加者は、54名。ジュニアゴルファーの開拓、育成を進めるための情報やジュニアゴルファー検定会の報告と共に活用事例などがセミナーを通じて発表された。また、2005年に発足させた「ジュニアゴルファー検定制度」の改定について、JGRAの横山雅也副会長は、

「今までの制度は、1級~15級まであり、級が細分化されすぎていました。よって、級については、1級~12級にして、12級をA~Dの4段階ランクで評価する仕組みへ変更しました。これにより、スコアが良ければ3段階の一番良い級に、悪い場合でも級を取れるようになりました。ゴルフレベルが高いジュニアに対しては、飛び級も認めております。
また、コースでのスタート位置が多すぎて運営しづらかった部分については、スタート位置を3ヶ所に変更しました。さらに、ペーパーテストについては、上位レベルのテストを受験する場合でも、下位レベルの復習ができるような問題構成に変更。100%から80%正解で合格することができるようになりました」

と、改定の要旨について説明を行った。

セミナーの最後には、グループに分かれての討論会なども実施。参加者からは「JGAとの提携はとても期待している」、「グループ討論では具体的な話が聞けて勉強になった」など、喜びの声が多く聞かれた。

最後に今回開催されたセミナーの総括について、JGRAの田坂陽介事務局長代理は次のようにコメント。

「基調講演や事例紹介では、これからジュニアの検定制度を始めたい人、すでに行っている人にも『参考になった』との声を多く頂くことができました。今後は一般企業だけでなく、業界団体にとっても参考となるセミナーとして取り組んでいく予定です。また、検定会の取り組みや新しい活動を報告する場として、全検定員が参加するセミナーも開催したいです」――。

なお、両団体のジュニア育成事業に関する覚書の主な内容は以下の通り。
●両団体は将来の日本ゴルフ界の発展のために、それぞれが実施するジュニア育成・普及事業について、相互に協力するとともに、情報の共有化を図る。
●両団体は、ジュニアゴルファーの人口拡大を目指し、そのための環境整備に協力して取り組む。
●両団体は、上記普及事業を推進するための広報活動に取り組むとともに、各方面への情報提供を協力して行う。
●JGAは「JGRAジュニアゴルファー検定制度」の普及・発展のために、本制度の構築に協力する。また、両団体は、本制度を発展させ、ゴルフ業界全体で活用可能なより優れた制度の確立を目指す。

今後は、JGAとJGRAの活動が広まり、他団体も含めて業界が一体となり、ジュニアゴルファーの練習環境整備が進むことが期待される。

問い合わせは全日本ゴルフ練習場連盟へ、03-5772-3821。

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