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『HOT LIST JAPAN 2013』クラブ開発の背景に迫る!Vol.6(マルマン編)

マジェスティのFWには、価格以上の贅沢な素材な製法が使われている

フェアウェイウッド部門でゴールド賞を受賞したのは、高級ブランドとして知られるマジェスティのロイヤルLVというモデル。軽量設計で煌びやかなシニア向けクラブと認識されているが、意外とヘッドスピードの速いテスターからもクラブ性能に対しての評価が高かった。

「このフェアウェイウッドは設計面において、同シリーズのドライバーを凌ぐほどの工夫を凝らしたモデルです。ネックは高精度の鋳造、クラウンとソールは絞りフォーミング製法、フェースは丸棒鍛造という3つの製法を使ったトリプルユニットの構造で、4種類の異なる素材が使われています。

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フェースは、比重の軽いチタンを丸棒鍛造というフォージドアイアンにも使われている製法で作り、これによって強度の確保と細かい肉厚設計が可能になり、反発もルールぎりぎりに仕上がっています。フェース自体を軽く作れたので、これだけでも低・深重心ヘッドになるのですが、さらに余剰重量をソールのタングステンにすべて使うことで、これまでにないぐらいの低・深重心のヘッドになっています。具体的には3番ウッドで50グラム、9番ウッドで80グラムものタングステンがソールに備わっています」

マジェスティのオーナーには、ゴルフ歴が長くてミート率の高いゴルファーが多く、そういったゴルファーがやさしく飛ばすためにはヘッドの重心は低く、方向性を確保するためには重心は深いほうが断然有利だという。このフェアエイウッドは対象ユーザーを研究したうえで、その究極を成し得たモデルと言えそうだ。また、ヘッド性能だけではなく、『HOT LIST』のテスターからは純正シャフトも好評だった。

「独自の素材や巻き方を駆使した純正シャフトは、ヘッドスピードの速いゴルファーが振っても頼りなさを感じず、しなるのにブレない性能に仕上がっています。グリップも振動を吸収する軽量タイプで、マジェスティだけの特別なものが使われています。たとえ高価でも、現状で考えられる可能な限りの素材と製法を使って作り上げているのがマジェスティのクラブです。

マジェスティ ロイヤルLVのフェアウェイウッドは、素材や製法に徹底的にこだわって作り上げたものなので、実はこのモデルが売れてもメーカーとしてはまったく儲けがありません。フェアウェイウッドは、ドライバーを買っていただいた方が同時に購入することが多いので、いわばこのモデルはサービス品です(笑)。フェアウェイウッド単体としては高価ですが、価格以上の価値を持っています。手にしたゴルファーには、チタンヘッドで可能な限りのことをやってのけた、その性能の良さを感じていただければと思います」

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