本間ゴルフはこのほど、夏季の節電対策について発表した。7月1日から2ヶ月間、自主的な節電を行うもので、「東日本大震災の影響による夏季の電力不足に伴い、政府方針を受けて実施します」（同社）。

東京本社や酒田工場（山形県）に加え、直営53店舗の室温を28度に設定する。これを徹底するために、温度によって色が変化する「感温液晶温度計」付きのポスターを店内に貼るほか、来店客に「ナイスオンド！28」とデザインされたうちわ6,000枚を配布する計画だ。「配布量が予想以上に多ければ、増産するかもしれません」。店員のウエアに節電ワッペンをつけるなどで、来店客の協力を促がしていく。

ところで、ゴルフ業界ではスーパークールビズの波に対応すべく、高機能ゴルフウエアや冷却製品に注力する動きが目立っているが、同社の場合は？「今のところ具体策はありません。例年、首を冷やす製品など熱中症対策グッズを販売していますが、従来どおりこれをつづけます」――。