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男女参加のチャレンジ大会で活性化

2011/04/19 11:15

調整機能付きのカラーグリップを製造販売するエリートグリップは、「JGTOチャレンジIII」を開催する。プロ・アマや男女の性別を問わず、広く参加を呼びかけるもので、優勝者には「コカ・コーラ東海クラシック」への出場権が与えられる。副題に「がんばろう日本」を掲げており、エントリーフィの一部を東日本大震災の被災地へ寄贈することも発表された。

予選は6月10日を皮切りに全国14会場で争われ、決勝大会は9月21~22日に有馬ロイヤルGC(兵庫県)で行われる。決勝と予選を合わせた賞金総額は1675万円。アマチュアの上位者には協賛企業から食料品などが贈られる。「ツアーへの出場権は、一握りのプロしかもっていません。さらに、震災の影響でツアー競技の予定数が減るかもしれない。そのような状況で、競技参加の門戸を広げたかった。一般ゴルファーの参加を呼びかけることで、プレーの自粛ムードを払拭する狙いもあります。話題づくりに注力しないと、市場の浮揚はおぼつきません」

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同社の懸念は、現実のものになりつつある。ゴルフ場運営大手のPGMはこのほど、今年3月の営業実績を公表したが、系列126コースの入場者数は約39万2000人で、前年同月比22・9%減、営業収益も28・5%減と、深刻な状況を来たしている。当月が震災の影響を直接被ったことを考えれば、この数字は善戦といえなくもないが、ゴルフのトップシーズンに入る4月以降は攻勢に転じることが至上命題。そのためには、メーカーや小売店の顧客を誘導するコンペ企画が不可欠。エリートグリップのチャレンジ大会は、この点を企図したものでもある。

ゴルファーのプレー意欲を高める話題づくり――。業界各社の「知恵と連携」が求められる。



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