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タイトリスト 910、トップ宣言デビュー

「先週の米ツアー、BMW選手権で当社のドライバーが初めてテーラーメイドを抜いて使用率トップを獲得しました」--。今週開催されたアクシネットジャパンの新製品発表会で、同社の中村孝社長は声高にトップ宣言した。

タイトリストにとっては、正しく悲願だった。プーマへのコブラ売却により、今後タイトリストのクラブ事業が本格化する。その矢先の使用率トップだけに、タイトリストにとっては願ったり叶ったり。満を持して発表に漕ぎ着けたニュードライバーの格好の宣伝材料となったのだ。

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タイトリスト・ドライバーをトップシェアに押し上げたのが、11月中旬に発売される『910』。ロフト、ライ角を独立して調整できる「デュアル・アングル・テクノロジー」を搭載。同社では、「このテクノロジー(シュアフィット・ツアー)により、一般ゴルファーの方がツアープロと同等のフィッティングを得ることができます」とアピールする。

シュアフィット・テクノロジーをネックに搭載したことで、フェード・ドロー・高弾道・中弾道など、16通りの弾道調整が可能になったというのだ。ヘッドは460cm3のD2、445cm3のD3の2種類をラインアップした。

PGAヨーロピアンツアーでロス・フィシャーが、USPGAツアーでチャーリー・ホフマンが『910』を使用してすでに優勝。日本でも丸山大輔松村道央の両プロがシーズン中にも関わらず、『910』へのスイッチを果たした。

「前作の『909』に比べてボール初速が上がり、その結果20ヤードくらい飛距離が伸びました」とは、松村プロ。その日の体調によって弾道を調整できることが、最大飛距離を伸ばす要因にもなっているのだろう。

搭載シャフトは、フジクラと共同開発した「タイトリスト・モトーレ5.5」(価格:5万7750円)と、「ATTAS T2 6」(同:7万7700円)、「ツアーAD DJ」(同:7万7700円)、「ディアマナ アヒナ」(同:7万7700円)。

スペックは総重量を306~322gに設定し、ツアーモデルらしい重量感を持たせる一方、長さも45~45.25インチに抑えた。シャフトも全モデルにおいて中調子タイプを導入、上級者や上級志向のゴルファーが求め始めた力強い中弾道をベースにしている。マーケットリサーチを徹底したことが、スペックにも表れているようだ。

ツアー使用率トップ、そしてタイトリスト初の弾道調整機能を搭載するなど話題性の高さも『910ドライバー』の魅力。クラブマーケットは全体的に低調だが、それを打破する起爆剤として業界内でも注目されるニューモデルだ。



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