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2016年 リオデジャネイロ五輪
期間:08/11〜08/14 場所:オリンピックゴルフコース(ブラジル・リオデジャネイロ)

丸山茂樹ヘッドコーチ「メダル争いは20アンダー」

歴史的なオリンピックゴルフ復活の初日を終えた11日(木)、リオデジャネイロ五輪ゴルフ日本代表チームのヘッドコーチを務める丸山茂樹は、ともに3オーバー50位と出遅れた片山晋呉池田勇太の両選手の戦いについて振り返った。

「天気も良し。ゴルフ場も良し。強いて言えば風が強かった。ということは、問題になるのはグリーン周り。パッティングは非常に風の影響を受けるので、今日は2人ともパッティングでラッキーが1つもなく終わってしまった。見ている側からしたら、1つくらい入っても良いというのが1つも入っていなかったので(選手たちは)つらかったと思う」と、グリーン上で苦戦した2人を思いやった。

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オリンピックGCは、オーストラリアにあるロイヤル・メルボルンGCと雰囲気が似ていると丸山は言う。「コースのアンジュレーションとか、行ってはいけないところとか。この練習ラウンドくらいじゃ、そこまで把握できないけど、外国人選手たちは『これはオーストラリアのテイストがある』ってなると嗅覚が生まれてくる」と、多彩で豊富なコース経験から生まれる順応力の差を指摘した。

「例えば100ydでも、チャンスにつけるのか?セーフティに打つのか?を明確に決めてから打たないといけないのがこういうコース。グリーン周りにトラップ(罠)があって(日本人選手は)そういうところに捕まっている。日本のコースはプレッシャーが少ないから、フォーカスも絞らずに漠然と打ってもケガがない」と、選手たちが育つコースの違いが引き起こす意識の差を懸念した。

くしくも片山は「パープレーで最高だと思っていた」とコースの印象を語ったが、初日を終えてトップに立つのは8アンダーのマーカス・フレイザー。彼がオーストラリア人だということも、ただの偶然ではないだろう。丸山も「風が吹かなかったら(4日間で)20アンダーは簡単に出ちゃうと思う」と推測する。

“コースが選手を育てる”とは、これまでも何度も口を酸っぱくして言われてきたこと。だが、いまだに日本と世界との差が縮まる気配は見られない。(ブラジル・リオデジャネイロ/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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