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ドイツバンク選手権
期間:09/04~09/07  場所: TPCボストン(マサチューセッツ州)

“ビッグ3”で奮起? 優勝のファウラー「小さな4番目になる」

2015/09/08 11:52

優勝後のグリーン脇インタビュー。ファウラ 優勝後のグリーン脇インタビュー。ファウラーはこの後の優勝会見で大量のシャンペンをふるまった(Maddie Meyer/Getty Images)

リッキー・ファウラーの気配を感じたのは2日目のことだった。首位と4打差ながら、2日続けて「67」(パー71)とスコアを伸ばして、通算8アンダーの3位にいた。これは…、と思った。「ザ・プレーヤーズ選手権」と同じパターンだな、と。

米国男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦「ドイツバンク選手権」は、世界ランク1位のロリー・マキロイ(北アイルランド)がプレーオフに初参戦。2週間前は世界ランク1位にいたジョーダン・スピースと、プレーオフ初戦「ザ・バークレイズ」を勝利したジェイソン・デイ(オーストラリア)がそろい踏みとあって、メディアはこの世界ランク上位3人を開幕前から「ビッグ3」と書き立てていた。

さかのぼって、5月の「ザ・プレーヤーズ-」の開幕前には、大会直前に米メディアがPGAツアープレーヤーに対して行った“過大評価されている選手は?”というアンケート結果が発表されていた。そこにはイアン・ポ-ルターとともに「1位」にランクされたファウラーの名前があった。プレーヤーズでの優勝は、こびりつきかねない不名誉なレッテルをファウラーが自ら吹き飛ばした会心の勝利だったのだ。

今週はビッグ3。その中に、ファウラーの名前は入っていなかった。同世代だ。

「みんなが話しているジェイソン、ロリー、ジョーダンの3人だけど、彼らは明らかにこの数カ月から数年の間、誰よりも良いプレーをしている。だから、自分は“小さな4番目”になろうとしているんだ。僕だけじゃなく、良いプレーをしている若い選手はたくさんいるけどね」。今週も再び、自らのプレーで『リッキー・ファウラー、ここにあり』を世界に示し、してやったりの表情を見せた。

いたずら心こそファウラーの本領かもしれない。優勝会見前には、報道陣が詰めるメディアセンターに大量のシャンペンを差し入れで運び込んでいた。「要所では世界最高の選手でありたいと思っているよ。おっと、(選手仲間に)『過大評価』と言われてたんだ…投票ありがとう!」。軽い皮肉も交えて報道陣を喜ばせ、「たまらないね。ボクは大会後にここ(会見場)へ来て、居座るのが好きなんだ」と、ラッパ飲みしたシャンペンボトルを掲げ、勝利の味を堪能した。

この勝利で、ファウラーはプレーオフ最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」を、フェデックスカップランキング5位以内で迎えることが保証された。5位以内にいれば、最終戦で他の選手の成績にかかわらず、自身の優勝でフェデックスカップチャンピオンとなることができる。

今は“小さな4番目”かもしれないが、3週間後のアトランタではどんな形容詞で呼ばれるか?それはまだ、誰にも分からない。(マサチューセッツ州ノートン/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた)
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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