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2016年 リオデジャネイロ五輪
期間:08/17〜08/20 場所:オリンピックゴルフコース(ブラジル)

五輪ピンバッジを収集 女子ゴルファーの猛アタック

今回の五輪取材を前に知ったことだが、世界中からアスリートや関係者が集まるオリンピックで恒例となっていることがある。各国ナショナルチームやメディア、スポンサー企業などが作ったピンバッジを交換しあって収集するのだ。

多くの人が出入りするメインプレスセンター前には、数百種類のバッジを揃えて、交換待ちをしているコレクターたちも存在する。112年ぶりに五輪競技に復帰したゴルフの会場でも、男子選手が同じようにピンバッジを交換し合っていたのだが、女子選手になるとその熱気はすさまじい。

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首に提げたストラップをぐるりと一周、キラキラと輝くピンバッジで埋め尽くしている選手もいれば、挨拶代わりに「バッジ持っている?」と切り込んでくる選手もいる。選手だけでなく、キャディたちも必死にコレクションに精を出している。

筆者もぼちぼちと集めていたのだが、この日は練習ラウンドを見に来ていた進藤潤耶アナウンサーから、テレビ朝日が作っているドラえもん入りピンバッチを譲り受けた。ソチ、ロンドン…といつの大会でも外国勢から絶大な人気を誇り、オリンピックが終わるとネットなどでは数万円の値が付くこともある代物らしい。うれしくて、とりあえず首から提げたストラップに付けておいた。

その後、練習場に移動して野村の取材をしていると、そこへ韓国代表チョン・インジが寄ってきた。少し前にインジとは軽く話をしていたのだが、その流れで3人でなんとなく話していると、インジがドラえもんのピンバッチに目を止めた。「これ、どこが作っているの?」。もちろん答えは、「日本のテレビ局だよ」だ。

すると、両手でお椀形を作り、ねだるような目で筆者の顔をのぞき込んできた。これはたまらない。断る術を知るはずもなく、あっさりとドラえもんピンバッジはインジのものとなってしまった。「やったー!」と、無邪気に両手を挙げて喜んでくれたし、バッジひとつで国際交流が一歩前進した(?)としたら、そのドラえもんバッジも本懐を遂げたと言えなくはない。

ただ、正直なところ、軽い喪失感がなかったわけではない。そんな筆者の喪失感を埋めてくれている、もう一つのレアバッジを紹介しよう。テレビ東京が作っているピカチュウのピンバッジだ。これも、現場に来ていたスタッフと交換したもの。ポケモンGOが世界的に大ヒットしている中、これを付けて外を歩いたら、一瞬で誰かの手に渡ってしまうことだろう。大切に帰国まで保管しておこうと思う。(ブラジル・リオデジャネイロ/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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