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チームジャパンは大丈夫!桃子としのぶの不仲説って?

2007/01/18 00:00

同い年の女の子といえども、コースに出れば相手はライバル。まして、同じコーチの元で練習しているともなれば、お互い意識しない筈がない。日本代表として共に戦う、上田桃子諸見里しのぶの関係について触れておこう。

熊本出身の上田と、沖縄出身の諸見里。2人は小学生時代に九州地区のジュニア大会で顔見知りになる。諸見里が地元以外の選手で最初に仲良くなったのが上田だそうだ。その後も、中学・高校と交流は続いたが、ゴルファーとしては諸見里が常に上を行く存在だった。

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諸見里は中学2年から、江連コーチの元に出入りしていた。もっと上手くなりたいと思った上田が、諸見里に紹介してもらう形で江連コーチに教わるようになったのは、高校3年の冬のこと。その後の上田は、プロテスト合格、新人戦優勝、そしてツアーでも優勝争いをするなど、急速に力をつけている。

諸見里の気持ちはどうだろう?勢いよく迫りくるライバルと、それを教えているのが自分と同じコーチという境遇。彼女に限らず、焦りや不安からコーチを独占したいという気持ちを持つ人は多いかもしれない。それは、一種の自己防衛本能ともいえるかもしれない。昨年、アメリカから帰ってきた諸見里と上田の間には、そんな微妙な緊張感が漂っていた時期もあった。

「試合になったらどっちが主導権とるの?」この日、プロアマラウンドに帯同したLPGAの樋口会長が上田に聞いた。「そうしたら、『2トップで行きます!』っていうの(笑)。だから私が、2人とも一緒じゃ困るじゃないっていったら、『まぁ、しのぶちゃんがリードを取るでしょうね』って」。

W杯という共通の目標を持ったことで、2人の距離は縮み始めた。お互いのプレースタイルや作戦、果ては着るユニフォームの色まで、2人で話し合うことは沢山ある。国旗をモチーフにしたマニキュアやピアスも、2人で考えて一緒に準備したものだ。現地入りしてからも、食事は常にチームで一緒。そばで見ていても、非常にチームワークは良く映る。

大会は、ストロークプレーで始まり、フォアサム、フォアボールと続いていく。特に後半2日間はチームワークが勝敗を大きく左右する。今の2人なら「優勝」という目標に向かって互いを信頼し合い、そして力を合わせて戦ってくれるはず。

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka



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