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“理想の関係”と“深まる絆” ラッセル親子の場合

2011/11/05 19:42

国内シニア最終戦「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」は、イングランドからスポット参戦していたデービッド・ラッセルが、日本国内試合4戦目にして堂々の優勝を飾り、 全8戦の熱戦が幕を閉じた。優勝したデビッド・ラッセルは欧州シニアツアーのチェアマン、さらに欧州レギュラーツアーのツアーディレクターとしての活躍に加え、コース設計の仕事にも従事、そしてツアー転戦と多忙な日々を送っている。

そんな彼は「日本の選手は、選手同士が尊敬しあい、高めあっていることが素晴らしい」と称賛。日本「『HANDA CUP』のような欧州シニアツアーとの共催大会を増やせるように、戻ったら働きかけたい」という意欲まで見せるほど日本が気に入っている。「SAKE、ビール、日本食も好き」。

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今大会、ラッセルのバッグを担いでいたのは息子のクリストファー。(通称)クリスは29歳、スコットランドPGAのプロゴルファーだそうだ。「彼とラウンドするすると20ヤードくらい置いて行かれる」と、飛距離が自慢の父ラッセルが認める剛腕ゴルファーだ。2010年の欧州シニアツアー「De Vere Collection PGA Seniors Championship」で、ラッセルが優勝した時もバッグを担いだのはクリスという、ラッキーコンビネーションだ。

「息子のクリスとのラウンドは素晴らしい機会でした。これまで過去2年間、2人で世界中を(ゴルフで)旅してきたけど、いい時もあれば、悪い時もある、どんな時でも息子と一緒にそんな時間を共有できて良かったと思っています」。あぁ、なんと素晴らしい理想の親子関係--、そして深まる絆--。

父ラッセルのインタビュー後、こっそりとクリスにも父への思いを聞いてみた。「僕も同じ気持ちです。父とのさまざまな時間を共有できてうれしい」。再び素敵な関係だな…と思いかけた瞬間、「でも、もうお断りだね、父のキャディは。自分の仕事(プロゴルファー)をやらなくちゃいけないからね(笑)」とジョークで照れ隠し。そう強がりつつも、心から互いを思いあう父子。今日の勝利は正真正銘、父子で掴んだ1勝だと思うのです。(千葉県木更津市/糸井順子)

糸井順子(いといじゅんこ) プロフィール

某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループで約7年間、全国を飛びまわったのち、現在は社内で月金OLを謳歌中。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

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2011年 富士フイルムシニアチャンピオンシップ



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