ニュース

国内シニア富士フイルムシニアチャンピオンシップの最新ゴルフニュースをお届け

中嶋常幸「“いとしのエリー”じゃなくて“ぼやきのトミー”」

「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」の2日目、通算1アンダーの20位タイからスタートした中嶋が、3ストローク伸ばして7位タイに浮上した。前半に4つのバーディを奪ったこの日の内容は「竜頭蛇尾と言うべきか」と、考えれば考えるほど悔しい思いがこみあげる。

中嶋は昨年の1月、青森県で合宿中、乗用車に背後から追突されて足を挟まれる事故に巻き込まれた。同年5月にツアー復帰はできたものの、「考えれば仕方ない。(事故以来)いくらゴルフが出来るようになっても、デリケートなショットは打てないね」ともどかしさが募った。足の状態は、筋肉が伸縮するときに突っ張る違和感が残っているそうだ。

<< 下に続く >>

「リーダーボード?見たくないけど見ちゃったよ(笑)」。中嶋がホールアウトした時点では、首位の7アンダーとは3打差と、まだまだ最終日に逆転が可能なポジションでホールアウト。この絶好のチャンスに、古傷を理由に優勝争いから離脱なんて中嶋は許さない。「この前、妻に言われちゃったよ、『お父さん、ゴルフが出来るだけで感謝しなくちゃ』ってね」。でも中嶋は「コースにでたら、そんなことノーエクスキューズでしょ」と反論する。

「つまらないミスショットもすれば、9番はドダふり。16番はフェアウェイに運びたかったけど、我慢できないスイングで右のラフに打ち込むし…。18番は“らしくない”ショットだったしなー」と次々と口を衝いて出る言葉に、「これじゃ“いとしのエリー”じゃなくて“ぼやきのトミー”」だなと笑う。でもやめられないのがゴルフ。そういう性分だからプロゴルファーを長くやっているのだ。

「あっちがしびれた、こっちがしびれたって言いながら、それなりに頑張っているから、シニアのゴルフは面白いんじゃないかな」と話す。今大会はトーナメント開催中に棄権する選手が1人も出ておらず、「こういう点は、レギュラーツアーの選手も見習ってほしいね」と軽~く釘をさす。明日は「大きなゴルフをしたい」との宣言どおり、“いとしのトミー”で最終日を沸かせてほしい。(千葉県木更津市/糸井順子)

糸井順子(いといじゅんこ) プロフィール

某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループで約7年間、全国を飛びまわったのち、現在は社内で月金OLを謳歌中。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

関連リンク

2011年 富士フイルムシニアチャンピオンシップ



あなたにおすすめ


特集

世界の一流選手のスイングをハイスピード動画でスロー再生。特定選手のスイングを正面・後方からじっくり研究したり、他の選手と比較してみるなど楽しみ方は色々。まずはとくとご覧あれ!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!