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新規開催の女子ツアー対抗戦と「国籍条項」 イ・ボミはどっち?

国内女子ツアーは次週「LPGAツアー選手権リコーカップ」で今季の戦いを終える。その翌週の12月4日から3日間、愛知県の三好CC西コースで、師走の熱い戦いが繰り広げられる。初開催される日本・韓国・欧州・オーストラリアの女子4ツアーの対抗戦「THE QUEENS presented by KOWA」(略称:ザ・クイーンズ)だ。

国内女子(JLPGA)、韓国女子(KLPGA)、欧州女子(LET)、オーストラリア女子(ALPG)の4ツアーがそれぞれ9人の代表選手を選出し、団体戦で競い合う。米国女子ツアー(LPGA)にも参加を促したが、今週のツアー最終戦後の参戦は難しいとして見送られたという。

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ところで、各ツアーは代表に「国籍条項」を設けている。JLPGAは日本、KLPGAは韓国、LETはトルコ以西のヨーロッパ、中近東、アフリカ各国の国籍、ALPGは豪州とニュージーランドだ。日韓両国の対抗戦が拡大する形でスタートするため、こうした形に収まったという。

このため、日本ツアーの賞金女王であるイ・ボミ(韓国)はJLPGAの代表になることはなく、KLPGAのキャプテンに抜擢された。しかし、ツアー対抗戦なのだから、JLPGA代表にイやテレサ・ルー(台湾)、アン・ソンジュ(韓国)、申ジエ(韓国)ら賞金ランク上位の強豪選手を擁して、世界に日本ツアーの強さをアピールすることはできないのだろうかとも思う。

アンは「それは楽しいと思います」と同意する。「韓国ツアーにもチョン・インジといったうまい人はたくさんいるし、私たちは今日本でお世話になっているから、1年間の恩返しみたいな感じでできたらいい」と、やる気満々だ。

日韓両国で人気を誇るイも「それもあり。面白いと思う」と話す。大会主催者サイドにも、そういう意見は届いているが、現時点では今後、代表選考の方式を変える予定はないという。ボミやアンやテレサを仲間として応援する機会は、想像の中にとどめておくしかないようだ。(福島県いわき市/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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