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攻略のカギは“007” 新グリーンが優勝争いを左右する!?

30日に開幕する国内女子ツアーの第33戦「樋口久子 Pontaレディス」は、5年ぶりに埼玉県の武蔵丘GCで開催される。飯能市の宮沢湖に隣接した丘陵地で、1983年に開業。97年11月にはタイガー・ウッズが初来日した時にプレーしたことでも知られるコースだ。

スポンサーの変更とともに戦いの舞台が変わり、武蔵丘GCに大会が戻ってくるのは2010年「樋口久子IDC大塚家具レディス」以来。かつて開催された2004~10年時とは、グリーンの芝種が変更され、5年前を知る選手にも未知数があり、大会関係者の注目を集めている。

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「トーナメント開催にあたってプレッシャーと緊張感があった。こうして大会を迎えることができてホッとしています」と期待をかけるのは同コースのグリーンキーパー山口一明さん。夏場の暑さにも強く、高温多湿な日本の環境に合ったベント芝と言われている“007(ダブルオーセブン)”という芝をグリーンに採用し、この大会に合わせてきた。

今年3月から土壌改良に取り組み、5月のゴールデンウィーク前に種まき。35度を越える記録的な猛暑日が続いた夏には、「発芽して間もない芝は、人間で言えば子供(幼児)のようなもの。その暑さに耐えうるか」と、芝の葉の生育状況を慎重に見守りながら手塩にかけてきた。

その甲斐もあって、大会前日の29日にプロアマ戦でコースをプレーした成田美寿々藤田光里は「グリーンがとてもきれい。スピードも硬さも十分にあるから手強い」と声を揃えた。数値の上でも、スティンプメーター(グリーンの速さを表す)で『11』を記録する高速グリーンに仕上がり、開幕を迎える。

52歳の山口さんにとっては、最後にこのコースで行われた2010年大会で、森田理香子が1ラウンド11個というツアーの最多バーディ記録(タイ)で逆転し、ツアー初優勝を挙げたことも記憶に新しい。「今年もグリーン上は見どころのひとつ」との言葉にも自然と力がこもった。

「ボールがきれいな転がり方をする」という特徴もある“007”芝。優勝をさらうには、華麗なるスパイならぬ華麗なるパッティングが不可欠だろう。(埼玉県飯能市/糸井順子)

糸井順子(いといじゅんこ) プロフィール

某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループで約7年間、全国を飛びまわったのち、現在は社内で月金OLを謳歌中。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

関連リンク

2015年 樋口久子 Pontaレディス



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