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上原彩子が国内QT受験を明言 日米“2足のわらじ”に再挑戦

2015/10/17 17:52

応援団の声援に笑顔で応える上原彩子 応援団の声援に笑顔で応える上原彩子

クラブハウス前の列に並んだ多くのファンに一通りサインを済ませると「風が吹かなくても(コースは)長かったぁ」と振り返りながら、安堵の表情を浮かべたのは上原彩子だ。

千葉県の東急セブンハンドレッドCで開催されている「富士通レディース」。米女子ツアーを主戦場とし、スポット参戦している上原は初日「78」、2日目「67」の通算1オーバー25位タイで、今季国内3試合目で初の予選通過を果たした。

初日70位と出遅れ、この日は“裏街道”からスタート。初日の難コンディションから一転、雨風が弱まった2日目を「同伴競技者の良いリズムもあった」とノーボギーでラウンドし、カットラインを大きく上回って決勝ラウンドに進んだ。

昨季は国内4試合(特別公認試合「ミズノクラシック」含む)に出場したが、賞金ランクは110位でシードを喪失。QTにも参戦しなかったため、今季は主催者推薦での出場に限られる。今週のほか、次週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」への出場が現時点で決まっているという。

一方、米女子ツアーは賞金ランク66位で今季の米女子ツアーのシードを獲得。今年は現時点で82位に沈み、上位80人に付与される来季のシード権を喪失したが、出場試合数が限られる準シード(81位~100位)は確保する見通しだ。

「来年も(米ツアーの)大半の試合には出られる。出場できる限りは向こう(米ツアー)をメインにやっていきたい」としながら、11月4日からの日本のセカンドQT出場も明言した。「主催者推薦だけでなく、もっと多くの国内試合に出たい」というのがその理由だ。

日米間の移動距離を考慮しても、同時進行する両ツアー間の転戦が厳しいことは想像に難くない。日本のシードを獲得すれば、国際ツアー登録メンバーの出場義務試合(※)も発生する。それでも国内ツアーへの出場にこだわる理由は何なのか――。

「(米ツアー参戦)1年目は両ツアー、2年目は米中心と、経験してきた。今は国内の試合には推薦でしか出場できないので、直前にオファーのある試合だとスケジュール調整が難しい。それならシード権は両方持ち合わせた上で、1年の戦い方を決めたい」

さらに「米ツアーに行って伸び伸びと楽しくゴルフはできている。その一方で国内試合の良さを再確認した。やはり自分の生まれた国ですし、出場できる試合は増やしたい。言語、食事、移動、宅急便がちゃんと届く…ってやっぱり良いことですよね」と付け加えた。

米ツアーを転戦しながらも、米国に拠点は置いてこなかった上原にとっては、日米間の距離の心配は蛇足に過ぎない。「参戦当時は、それぞれのツアーで15、16試合ずつ出ていましたから」。先に待ち受ける挑戦にだけ目を輝かせた。(千葉市緑区/糸井順子)

(※)国内ツアーのシード権を有する国際ツアー登録選手は、年間開催競技(日本女子オープン、特別公認競技、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを除く)の20%以上に出場しなければならない。条件を満たせない場合は賞金シードの対象外となる

糸井順子(いといじゅんこ)
某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループ内では紅一点の存在だが、荒々しいトーナメント会場へ日々取材に足を運ぶ。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

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