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20歳が躍動の陰で…不動裕理がプロ人生初のメジャー予選落ち

プロ2年目の鈴木愛が、2位に4打差をつける通算7アンダー単独首位に立った「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」2日目。その陰で、プロ19年目の37歳・不動裕理が「78」と大きく崩れ、通算8オーバーでホールアウト。順位も初日の45位から77位へと大きく後退し、予選落ちとなった。

通算50勝の金字塔を打ち立ててきたプロ人生でも、格別の強さ(通算5勝)を発揮してきたメジャーの舞台で、実に初めての予選落ちだった。今大会(日本女子プロ選手権)だけ見ても、昨年まで17大会連続出場、連続予選通過を継続していた。吉川なよ子が保持する20回連続に迫っていたが、その更新は叶わなかった。

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バーディを1つも奪えないまま6ボギーを叩き、この日パーオンに成功したのは6ホールのみ。ホールアウトした不動は「グリーンはちょっと硬くなっていたけど、私がバタバタしてしまった。チャンスは来るけど、紙一重で外れる感じ。好調ではないけれど、ここまで打つような調子ではなかった」と、淡々とラウンドを振り返った。

過去に2勝を記録している女子プロゴルファーの頂点を決める1戦。思い入れも強かったはずだ。2005年大会では、3日目を終えて先行していた大山志保宮里藍横峯さくらの最終組を、1つ前の組からまとめて差し切って優勝し、強さを印象付けた。翌06年大会は、優勝こそ米ツアーから帰国参戦した宮里藍に譲ったが、メジャーにふさわしい次のような名言を残していた。

「ゴルフは、ボールをあるがままでプレーするスポー ツ。ほとんどのホールで(芝の状態が)良くないから、この大会だけを考えれば(同ルールを)使ったほうが上位にいけるし、スコアも良くなると思う。けど、 毎回使えるわけではないので、長い目で見たらそのまま打ったほうが自分にはプラスになると思って使わないようにしています」

芝の状態が悪く、ボールを拾い上げて拭いたうえで6インチプレースを認める特別ルールで行われた大会で、ただ1人このルールを使わず14位に終わり、さらりと当然のこととして語った言葉だった。

今季もモチベーション高く乗り込みたかったが、「調子が悪いと、それどころじゃないですから…」と、メジャーの緊張感や、難コースとの対話を楽しむ余裕はなかったようだ。「しょうがないですね」。言葉にこそ出さなかったが、決勝ラウンドを前にコースを去る姿は、どこか悔しそうだった。(兵庫県三木市/塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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2014年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯



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