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宮里藍が太鼓判 勝みなみのアマ継続の決断

4月の「KKT杯バンテリンレディスオープン」を15歳293日の若さで制し、一躍時の人となった勝みなみ。日本の男女ツアーにおいて、史上最年少のツアープロ誕生の権利を手にしたが「高校卒業まではアマチュアのままでいます」と、その権利を放棄する意向を示したのはその直後のことだった。わずかにトーンダウンする一部の気配もある一方で、幼少の頃から憧れたその人は、15歳の決断を力強く後押ししてくれた。

今季初参戦となる国内ツアー「ワールドレディスサロンパスカップ」を前に、宮里藍は予選ラウンドを同組でプレーする勝に言及。「年齢は関係なく、ツアーで勝つのは難しい。それを15歳で達成したのだから…。日本から有望選手が出てきたのでワクワクしました」と称賛し、「まだ先は長いですから、焦ることは無い。プロになってもうまく行くとは思うが、高校生活も楽しんでほしい」とスーパーアマの選択に頷いた。

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「私の場合は、高校を卒業するタイミング、いろんなタイミングが重なってプロになれた状況だった」と宮里。自身が優勝した2003年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」は高校生活も終盤に差し掛かった3年生の9月末のことだった。プロへの転向は、卒業後の進路が明確になってからのもの。“現役高校生”と一括りにしても、2年以上の差がある。成長期ならその開きは数字以上かもしれない。「実際、みなみちゃんの立場に立って、高校生活が(長く)残っているタイミングだったら、私も(アマチュアでの継続を)考えていたと思います」と明かした。

10年あまりのプロ生活を含めたゴルフ人生を思い返すと「ゴルフって、成長するのにすごい時間がかかるスポーツ」というのが宮里の想い。「私はメンタルでプレーする選手。メンタルの成長に時間がかかる。身長も小さく、パワーも無い。スキルで恵まれなかった。だから色んな試合の中でショートゲームの技術を増やしていった。それは1試合で経験できるものではなかった」。

あらゆるスポーツの中でも選手寿命が長いゴルフのキャリアを考えれば、なお焦りは禁物。「彼女は試合に勝つくらいの実力がある。その伸びしろを考えると、別に今じゃなくてもいい。いろんなことが経験できる準備ができてからでも遅くない。高校の勉強などやるべきこともあるでしょうし」

「チャンスはチャンスだと思うけれど、チャンスはまた必ず巡ってくるもの。これが人生で最後のチャンスではないと思う」。未来への可能性を信じた、温かい言葉だった。(茨城県つくばみらい市/桂川洋一)

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