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日本への愛着ゆえ・・・申智愛、シード権“残り1枠”に向けて奮闘中

世界ランキング14位の申智愛(韓国)が来季日本ツアーのシード権を目指し、女王争いの喧騒うずまく「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に参戦している。

今季は7試合に出場して賞金ランキングは56位。この最終戦は、大会の出場資格である同25位以上、または今季優勝者の条件を満たせなかったが、世界ランキング25位以上の資格で出場となった。

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「シード権は獲りたい」と、もちろんターゲットに絞るのは賞金ランク50位以上(実質は永久シード者の不動裕理を除いた51位以上)の座。ボーダーライン上にいるウェイ・ユンジェ(台湾)とは約350万円差で、単独8位以上に入れば申の来季シード権獲得が決まる。2日目を終えて通算3オーバーの12位タイと苦戦が続いているが、残り2日間で圏内への滑り込みを狙う。

もしも今週シード入りを逃せば次週のファイナルQTに回る道も残されているが、次週は台湾で開催する韓国女子ツアー開幕戦に参戦予定。「頑張れば結果はついてくると思う」と、ラストチャンスにかける強い気概は強い。以前から繰り返し日本ツアーへの愛着を口にしてきた申。「ギャラリーの皆さんの温かい応援が自分の力になるし、来年も日本の試合に出られれば嬉しい。日本の試合は大好きです」と、今週も改めて変わらぬ想いを打ち明けた。

シードを確保した前提で来季の日米ツアー出場の割合を問うと、「まだ日本のスケジュールが決まっていないので言うことは難しい」と明言は避ける。その一方で、「日本の試合にいっぱい出たい気持ちはあります。だからこそ、今の時点で約束することは気をつけないといけない」と、日本への比重を増やしたい意思も示唆。残り2日間、日本ツアーに魅せられた元世界トップランカーの想いは通じるだろうか。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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