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年間唯一・3日間大会で出場選手120名の難しさ

2013/08/29 19:00

今週、北海道苫小牧市で開催される「ニトリレディス」は、3日間大会ながら出場選手が120人。4日間大会以外で109人以上の選手が戦うのは、05年の「リゾートトラストレディス」を除けば、11年以降の今大会のみ。多くの選手にチャンスを挙げたいという主催者の意向が働いているそうだが、“珍しい”ことにはそれなりの理由もある。

ペアリングを見てみると、今週は午前・午後とスタート時間が分かれている。通常はアウト、イン両方を使い朝から順番にスタートしていくが、109人以上をその方式で組むと、ハーフターンでの待ち時間が1時間を超えることになってしまうため、これはそうならない処置。その結果、2日目の土曜日も同じペアリング(通常の3日間大会では成績順に組み替える)で、午前と午後を裏返してスタートしていく。

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これは、観戦する人たちにとってはメリット・デメリットの両面が存在する。メリットは最初からスタート時間が決まっているので、金・土の観戦プランが立てやすく、なおかつ人気選手が固まって組まれているので、それなりに楽しめるという点。もちろん出場選手数が多い分、単純に選択肢も多彩だ。一方で、初日に出遅れた選手と好スタートを切った選手が同組でペアリングされたままになってしまうので、成績上位の競り合いを見たいというファンにとっては、観戦の難易度が上がってしまう。

また、一番の問題は“天候が悪化した場合”の処置だろう。不運にも、現時点で明日の午前中は“雷を伴った激しい雨”の予報が出ている。もし、このまま午前・午後のペアリグでスタートして1時間以上のサスペンデッドとなった場合、出場選手も多いために最終組までホールアウトできず、なおかつ翌日はその選手たちがホールアウトしてから、今度は先に出ていかないといけないため、遅れを取り戻すことが難しい。(2日間共に午前スタート、午後スタートというのは不公平なので実施されない)結果、日曜日までサスペンデッドの影響が出てしまう(カットラインが確定しない)という事態になってしまう。

ということで、今週の主催者・運営サイドは天候を見ながらギリギリの決断をしていくことになりそうだ。今のところは何の発表もされていないが、初日の朝に急遽ペアリングが変更される可能性もある。すべては初日朝の天気とその後の見通し次第。高度なトーナメント運営が要求されている。(北海道苫小牧市/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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