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大丈夫?メジャー大会があっさり54ホールに短縮

厳しいコースセッティングが選手の持っている技術を最大限に引き出し、4日間72ホールを戦い抜く強い精神力も要求されるメジャー大会。困難な挑戦だからこそ、そのタイトルに価値があり、“メジャー”という冠が相応しい。今年の「ワールドレディスサロンパス杯」の初日が中止となり、54ホールに短縮されたことは、“メジャー大会”という観点からは実に残念なことと言えるだろう。

月曜日に予備日が設定されているものの、協会によるとこれは「競技を成立させるためのもの」。決して72ホールの競技を目指すためのものではないという。今日のラウンドを生かし、明日以降順次ラウンドを進め、最悪日曜日に36ホールを行うというプランも「選手に負担が掛かるし、(きちんと終えることができない)リスクも高い」と二の足を踏む。結果、54ホールへ短縮するという判断がなされることとなった。

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ディフェンディングチャンピオンのアン・ソンジュは「メジャーだから4日間プレーしたいので少し残念です。(4日間)集中力とか、我慢するプレーをしたいけど、あと3日あるから頑張ります。でも1日36ホールやるのは無理ですね」と、この判断に理解を示す。多くの選手が72ホールを望むが、現実的には54ホールへの短縮もやむを得ないという見解だ。

予備日を使い、なんとしても72ホールの消化を目指すのは、現在女子ツアーではJGAが主催する「日本女子オープン」のみ。そんな事実に、“メジャー”という言葉の真実が見え隠れしているようだ。(茨城県つくばみらい市/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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