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「女子オープンに勝つ!」上原、亡き父への誓い

1メートルのウィニングパットを沈め、ボールをカップから拾い上げた上原彩子の顔は涙に濡れていた。先週25日(土)は、09年に亡くなった父・美代志さんの三回忌。「それまでに勝ちたかったけど、終わってすぐに勝てて良かったです」と、亡き父に捧ぐ2年ぶりの勝利に笑顔を見せた。

その三回忌で、仏壇の前で父に約束したことがある。「今年の日本女子オープン(9月29日~)で優勝することです」。上原は昨年11月より、近藤共弘らを指導している青山充コーチに師事。コースマネジメントから技術面まで、新コーチから多くを学んでいる真っ最中だ。「練習のしかたも分からなかったし、マネジメントも分かってなくてプレーしていた」と振り返る上原にとって、コーチの指導は新鮮そのもの。これまで意識が無かった分、凄まじい速さで多くを吸収している。

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「いろいろと考え方も変わったし、今は充実していてゴルフが楽しい」と話す上原。クラブに関しても、ウッドにスチールシャフトを差す試み、また今週はウエッジを替えるなど、これまでに無かったセッティングへの意識も強めている。「マネジメントやクラブなど、良い方向に進んでいる。技術的、精神的にも、すべてが進歩していると思う」。

「メジャーを優勝するために、全てのことを考えながらやっています」。現在取り組んでいる、あるいは試みているすべてを、父との約束の実現へ向けて集約している。「粘り合いの方が向いている」と、自らを評するプレースタイルを覆す2日連続のバーディラッシュは、その効果の表れと変化といえるだろう。今週の勝利は、あくまで通過点。だが、その過程は間違いなく、上原が目指すべき方向を指し示している。【富山県富山市/塚田達也】

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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