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不動裕理、ちょっぴり寂しい新記録

2009/11/27 18:58

「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に、過去2度の優勝を誇る不動裕理だが、今週の不幸は前夜祭から始まっていた。

プロとゲストが集う前夜祭会場内の大型スクリーンには、昨年大会の模様が映し出されていたという。「見たくなかったので目を背けていたけど、“不動、外したぁー”って大音量で聞こえてきて…」。ゴルフファンの多くが目に焼き付けているであろう、昨年の18番グリーン。不動はそのシーンを、半ば強制的にプレイバックさせられたという。

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その影響があったのか、無かったのか。初日の不動は、23人中23位。2サムで行われている今大会、2日目は第1組でたった一人でのラウンドとなってしまった。ノンプレイングマーカーが付き添うものの、打つのは不動だけ。2番でダブルボギーを叩くと、5番からは3連続ボギー。「(心も)折れていたんです」と打ち明けるが、スロープレーが問題視されている昨今、不動がハーフを終えるのに掛かった時間は僅かに1時間8分だった。

「42」で折り返した不動だが、後半に入ると「ギャラリーが増えた感じだった」と気が付いた。「ティショットから“ナイスショット!”って言われるし」と、孤軍奮闘する不動に心を動かされたのか、ギャラリーの応援はヒートアップ。「ずっとついて来てくれていたので、ゆっくり歩きました」と、そんなギャラリーに気を遣ったという。

すると、ゴルフも復調しだし、後から打つ人は居ないものの「後半はほとんど“お先に”でした」と、パット数は前半の「20」から「14」へと激減。ゆっくりやった後半だが、ストロークが減った分、掛かった時間は前半と同じ1時間8分。18ホールで2時間16分というのは、2003年から宮崎CCで行われている今大会の1サムでの最速記録を更新した。

「幸せものでしたね」と最下位でも熱い応援を送られた不動は、照れ笑い。とはいえ、この日も最下位を脱出できず、明日もたった一人でのラウンドは続く。(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

2009年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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