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坂田塾を辞め、親子で掴んだプロ資格。有村智恵がプロデビュー戦に挑む

2006/08/24 18:00

国内女子ゴルフツアーで1番暑いという評判の「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」が、明日8月25日に開幕する。激戦と真夏の熱さや、メジャー大会を前にした時期もあって、この大会を欠場する上位選手は多い。その結果というべきか、ここ3年この大会で初優勝を飾る選手が続いている。2003年の古閑美保、2004年の馬場ゆかり、そして昨年は辛ヒョンジュがそれぞれ初タイトルを獲得した。

そんな今年の大会で、一番の注目を集めているのは、7月のプロテストで2位に7打差をつける圧倒的な強さでトップ合格を果たした有村智恵(18)だ。東北高校出身の有村は、宮里藍の2年後輩にあたり、宮里とは1年間高校生活を共にして多くの事を学んだという。

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だがこの高校生活について、有村の父・明雄氏(60)は別の意見を持っている。「あの3年間、ゴルフ的には停滞しました」。有村がゴルフを始めた頃から指導を続ける父にとっては、自分の手を離れ、結果が出ずに苦しむ娘を、はがゆい思いで見つめた3年だった。

有村はかつて熊本で坂田塾に入ったが、指導方針の違いから1年で辞めている。その後の大会では、昔の仲間達から「有村だけには負けるな」という意気込みで挑まれたという。それを跳ね返して、ここまでやってきた。今ようやくプロの世界に入って、ここからが本番という気持ちがこの親子にはある。

「ラウンド中、よく顔が怖いって言われるんですよ(笑)」。普段は笑顔がかわいい18歳。だが、試合の時に見せる真剣過ぎる表情は、これまで歩んできた戦いの厳しさを表しているのかもしれない。(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka



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