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脊柱側わん症と戦うS.ルイスが7位タイで最終日へ

今年の国内女子ツアー「マスターズGCレディース」は、海外からの招待選手が2名出場している。まずは、05年でこの大会を制したポーラ・クリーマー。そしてもう1人は、米ツアーで昨年プロ転向した24歳のステーシー・ルイスだ。

ステーシーは米ツアーで未勝利のため、知名度はまだ低いが、昨年の「全米女子オープン」でプロデビューを果たし、いきなり3位タイに食い込み脚光を浴びる。昨年末のファイナルクオリファイでは見事にトップ通過を果たし、今季米ツアーの出場資格を掴んだ。しかし、ステーシーには、全試合に出場することが出来ない理由がある。脊柱側わん症という病気のため、試合数を制限せざるを得ない状態なのだ。

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脊柱側わん症とは背骨が左右に歪む病気で、11歳のときにそう診断されたステーシーは、1日に18時間も矯正器具を装着しながらの生活を7年半も送ることになった。18歳の時には手術を決意したが、一時はゴルフどころか歩くことさえままならなかったという。その後9ヵ月間のリハビリを経てゴルフに復帰。大学のゴルフ部では12個ものタイトルを奪う活躍をしている。

今回、日本ツアー参戦に当っても医師の許可を得て来日。大会前日には、日本の病院を訪問し、同じ病気で悩む子供たちと面会した。「日本とアメリカでの治療方法の違いなどを話しました。みんな楽しんでくれたと思います。彼女たちのためにも良いニュースを届けたいし、見に来てもれえたら嬉しいですね」と、さわやかな笑顔で話す。

ステーシーは予選2日間を終えて4アンダーの7位タイ。「日本に来ることをとても楽しみにしていましたので、予想外でもなく楽しくプレーできています。日本の習慣にも少し慣れて来たので、2日間良いプレーができています」と笑顔で語る、まだ10代かとも思える愛くるしさが印象的だ。

その一方、「社会に貢献できる機会をいただいたときが一番、プロゴルファーである自分の立場に意義を感じます」としっかりした考えも持っている。最終日も良いゴルフをし、日本ツアーに馴染んでもらいたい。そして、また日本ツアーで戦う元気な姿を同じ病気で戦う人たちや多くのゴルフファンに見せてもらいたい。(編集部:本橋英治)

2009年 マスターズGCレディース



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