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有村智恵、涙に笑顔にまた涙!!

国内女子ツアー第25戦「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の最終日は、横峯さくら上田桃子有村智恵といった初日の組み合わせと全く同じ顔ぶれが揃った。思い起こせばこの3人、2007年の「スタンレーレディス」で最終日が雨天中止となったため、変則的にパー3の1ホールで行われたプレーオフを戦った3人でもある。

その時はまず有村が脱落し、上田が優勝を果たしたが、今回3人での戦いを制したのは、開催コース「利府CC」のある宮城県の仙台で高校3年間を過ごした有村だった。優勝インタビューで有村は「この大会には本当に思い入れがあります。6年前、(宮里)藍先輩が優勝したとき、私は今皆さんがいる方にいました。そして今、こうして皆さんの前で優勝スピーチをさせていただいて幸せです」と笑顔で語った。

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9アンダーでスタートした有村は、1打差で追いかけてくる上田桃子に途中何度も並ばれてしまった。「今日は朝からショットが良くなくて、守るだけのゴルフになってしまいました」と苦しかった戦いを振り返る。15番パー3でバーディを奪いガッツポーズを決めた有村は16番へ向かう途中、「うるっときました」と涙腺が緩みそうになったという。そして最終18番でバーディパットをカップの横30センチに付けたときには、確実に目頭が熱くなっていた。

優勝を決めた瞬間、その場で立ち尽くし下を向いて涙をながした有村にとって、これまでの優勝以上に感極まるものだった。6年前に誓った「いつかここで藍先輩のように優勝したい」その夢がかなった瞬間、高校時代のことやプロになってからのことが思い出された。優勝スピーチでは会場に詰め掛けた9,800人超のギャラリーに向け最高の笑顔を見せた有村だが、その後、多くのファンやお世話になった方々に声をかけられ、またしても歓喜の涙を見せた。

大会前日に「優勝狙っているんだし、優勝宣言しときましょうか」と話しかけると、「狙ってはいても、上手くいかないので自重しますよ」と話していたが、大会2日目を終わった段階では、大会に対する思い入れの強さを隠しきれず「優勝したいし、狙います」と高らかに語った有村。自分自身へのプレッシャーを跳ね除け、掴んだ勝利と自信にみなぎる表情には、今季まだまだ勝てそうなオーラを醸し出していた。(編集部:本橋英治)

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2009年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント



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