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外国人大挙来日!?そろそろ気になり始めた賞金シード

07年は3オーバー(7アンダー)、08年は4オーバー(6アンダー)、そして今年は1オーバー。これは、「アクサレディスゴルフトーナメント」の過去3年間のカットライン(と優勝スコア)だ。2日目終了時点での首位は8アンダー。天候の影響によるコースコンディションの違いはあるにせよ、女子プロ全体の競争が激しくなっていることが感じられる。

上位を見ても、首位から3打差圏内に16人がひしめく大混戦。同様の熾烈な争いは、シーズン中盤を折り返した来年のシード権争いでも展開されている。

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例えば、昨年のQTで17位に入り、今年初めてフルシーズンを戦っている青山加織は、今季ここまで18戦して予選通過がちょうど半分の9回。賞金は約1,113万円を稼いで、現時点でランキング34位につけている。昨年の賞金シードは約1,500万円を稼げば獲れているが、プレッシャーが掛かってくる残り試合でどこまで稼げるかは、何の保証も無い。

さらに青山が懸念するのは、今年のQTには大勢の韓国人選手や米ツアー流れの選手が来るであろうということ。現に先日締め切ったセカンドQTには、ファースト免除の資格で08年の韓国ツアー上位10名のうちの4選手、さらに08年の米女子ツアー51位から90位までの資格で同53位のホン・チンジュがエントリーを済ませている。かなりシビアなQTになることは明白だ。

そんな青山のこれまでの予選落ちを振り返ってみると、カットラインに1打及ばなかったことが今大会を含めてなんと6回。2打差が2回でそれ以外はわずかに1回きり。「その1打は、たった1打なんだけど、何かとても大きな事のような気がする」と、まだその“何か”がはっきりしていないだけに、青山本人にも漠然とした焦りがあるようだ。

この日も、その何かが分からずにがっくりと肩を落としてコースを後にした青山。優勝争いだけではない、生活の懸かったプロの世界の厳しさが、そこにある。(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

2009年 アクサレディスゴルフトーナメント



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