余裕の笑顔！？調子も上がってきた原江里菜が密かに狙うのは…

ここ最近、好調の有村智恵の影に隠れがちな原江里菜。数週間前までは、カメラマンが原のスイング連続写真を撮っていると、つかつかと近寄ってきて、撮ったばかりの自分のスイングを食い入るようにチェックしていたというが、そんな悩みも徐々に解消されつつあるようだ。

「中京くらいから良くなってきました」と原は言う。「最近、調子はいいけどスコアにならなくて、でも先週ようやくそれがスコアに繋がりました」と、その表情は意外に明るい。「いつもスロースターターで前半は悪いのですが、良いラウンドは出来ていると思います」と、納得感を漂わせた。

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今年からPRGRと契約してクラブを代え、トレーニングの成果もあって、アイアンが昨年と比べて10ヤードは飛んでいるという。「三塚さんにドライバーでは20ヤード位置いていかれるのに、アイアンだと同じ番手なんですよ！」PWの飛距離は120ヤードにアップし、その下の52度のウェッジはフルショットで88ヤード。その差が30ヤード以上になり困っていたが、2週前に100ヤード打てる48度のウェッジを入れてその問題もクリアした。

現在、賞金ランキング11位の原は、今大会で上位に入れば、「全英リコー女子オープン」の出場権獲得も夢ではない。最近はちょっぴり弱気になってきて、「もし行けないなら、その週は休みになるし、それは今はまだ行かない方がいいって事だと思います」と気持ちの逃げも用意しているが、この大会は07年に3位に入るなど相性は悪くない。「好きなコースなんですが、（全英に行きたいと）思い過ぎると良くないので、そこそこがいいかな」と、密かな闘志で一発逆転を目指している。