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プロの舞台で活躍する難しさ

2007/09/29 00:03

プロのトーナメントで活躍したい!そんな希望と憧れを持つ人は多いだろうが、その道は狭く険しい。現在の国内女子ツアーに出場するのに最低必要な条件は、プロテスト合格、もしくはTPD登録をしたプロ選手、それに主催者推薦などを経たアマチュア選手に限られる。ただし、今週開催されている日本女子オープンは門戸が広く、予選会を勝ち抜けばこれら以外の選手でも本戦への出場が可能だ。

今年、京都学園を卒業した櫻井有希(18)も、この予選会で上位に入って出場権を獲得した一人。06年、07年とナショナルチームに選出され、06年の世界ジュニアでは3位タイの実績を持つ彼女だが、今年のプロテストは合格には2打及ばず、QTも最終日に崩れてファーストで早々に終えてしまった。

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つまり、これから来年のプロテストに受かるまでは、国内ではステップアップツアーも含め、出場資格が全く無い。今予選会に出場するに当たって、アマチュア資格を捨ててプロの道を選んだ為、アマチュアとして出場することも叶わない。「ファーストQTを通らなかったときは、相当凹みました」と櫻井は打ち明けた。

しかし、こういう辛さを乗り越えて今がある選手も多い。先週のミヤギテレビ杯でツアー初優勝を飾った三塚優子も、高校を卒業して4年経った今年、ようやくツアーフル参戦が可能になった。「途中、何度もゴルフを辞めようと思いましたよ。でも、やっぱりゴルフが好きだったし、父が倒れた事もあって、私が家族を支えようと思いました」。

今大会で予選通過を果たせなかった櫻井は、これでしばらく国内ツアーから離れる事になる。「さみしいですね。早く試合に出たいです」。その想いは大切だ。プロになる過程で試されるのは、夢の実現に掛ける想いの強さ、なのだから。(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka



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