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悪夢の失格から一ヶ月、大場を支えた家族の絆

「SANKYOレディースオープン」初日を終え、首位タイに立つ好発進を見せた大場美智恵。2001年以来となる久々の勝利を狙う、そのモチベーションは相当に高いはずだ。同時に、大場にはもう1つ勝利を強く求める背景がある。

大場と聞いて記憶に新しいのが、9月上旬に開催された国内公式戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」だろう。3日目を終えて優勝を十分に狙える位置にいながら、スコアカードのマーカー欄記載漏れにより、悔やんでも悔やみきれぬ失格となった。

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今日のホールアウト後に行われた記者会見の最中、「あの週は本当に辛かったです・・」と表情を曇らせた大場。ビッグタイトル獲得の夢が水泡と帰した悪夢から約1ヶ月、再び優勝争いに加われるまでに気持ちを立て直せたのは、家族の支えがあってこそのようだ。

「家族や周りの人が支えてくれて、家族っていいなあ、と思いましたね。直接は話しはできなかったんですが、ファックスなどで励ましてくれました。主人は一緒になって悔しがってくれましたし」と、家族への感謝の言葉を並べていた。

「今回は大きな事故だったかもしれないけど、体には何の問題もないし、次回からはまた出場できるんだから・・・」落ち込んでいた大場は、この夫の言葉により前向きになれたという。

1999年からシード権を保持し続けている大場も、今季は苦戦続き。10月1日現在で、来季のシード権獲得圏外となる賞金ランク56位に甘んじている上、先日の失格騒ぎ。それでも、シード落ちを予感させる悲壮感をイメージさせないのは、大場が持つ実力、そして家族の絆により新たな力を得た、大場の明るい表情を見たからだろうか。(編集部)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。



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