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丁允珠(ジョン・ユン・ジュ) 最終ホールでトリプルボギー「欲が出てしまった・・・」

強風と難コースのセッティングで、スコアも荒れ模様となった「ヤマハレディースオープン葛城」の初日。アンダーパーでラウンドした選手は僅かに4人。その中に入ると思われたが最終ホールでトリプルボギーを叩いて、イーブンパーになってしまったのが韓国出身の丁允珠(ジョン・ユン・ジュ)だ。

2005年から日本ツアーに参戦している丁は、その年に賞金ランキング37位でシード権を獲得すると、06年は45位、そして昨年は32位と安定した成績を収めている。次なる目標はツアー優勝だが、そろそろチャンスが訪れるかもしれない。

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この日の丁は10番ホールからスタート。前半は2バーディ、2ボギーに終わったが、風の強くなった後半に5バーディを奪った。「今日は風が強いので、ゆっくりスイングすることを心がけました」。多くのアマチュアにも言えることだが、風が強くなると無意識のうちのスイングが早くなってしまう傾向がある。それを丁は毎スイング「ゆっくり」と自分に言い聞かせてプレーに集中していた。

そんな好調なゴルフをしていた丁にも、難コースは試練を与えた。4番パー3でティショットをグリーン左奥に外し斜面の下からのアプローチとなった。グリーンが速いので、ピンの手前に止めたいと思って打ったアプローチは、飛距離が足りず、グリーン手前のラフに引っかかる形で止まった。続く3打目もピンに寄せきることができず、このホールをダブルボギーとした。

その後、3つのバーディで3アンダーの首位に並んで迎えた9番。フェアウェイセンターからの2打目は4番と同じようにグリーン左の斜面下へ落ちてしまった。「4番の失敗が頭にあったのと、キャディさんからピンをオーバーしても上りのパットだから安心とアドバイスをもらったのですが・・・」。7番、8番での連続バーディの余韻からか、今度はうまく行くような気になってしまった。

しかし結果は同じ。4打目でようやくグリーンを捕らえたが10メートルもの距離を残してしまい、そこから3パット。3ストロークあった貯金を、最終ホールのトリプルボギーで一気に使い切ってしまった。それでもイーブンパーは現在5位タイグループ。首位とは3打差しかないので、残り2日で優勝のチャンスも十分だ。最終日まで風の強い中での戦いになりそうだが、最後まで「ゆっくり」を貫き通せば悲願の初優勝も見えてくる。(編集部:本橋英治)



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