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トーナメントのフォアキャディは大事な仕事です!!

「ヤマハレディスオープン葛城」は、難コース攻略に悪戦苦闘中の選手だが、さらなる問題が発生してしまった。初日を2オーバー21位につけた服部真夕は、2日目の前半、3つのバーディを奪い、上位争いに浮上していた。10番でボギーを叩いたが、その後はパープレーを続けていたが、突然トラブルに巻き込まれてしまった。

フェアウェイが右左とS字に曲がった15番パー5のティショット。右の林方向を狙ったが、予想よりもさらに右に飛んでいった。見通しの悪いホールでは、打球の行方を確認するためにコース所属のキャディさんやボランティアの方が、フォアキャディとなって、その確認を担当する。今大会も数箇所、見通しの悪い箇所があるため、前の組が空きボールを打てることを知らせる白旗と、待機を指示する赤旗、さらにもう1球打つことを指示する青旗を持って待機している。

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「あ、やっちゃった!」と思った服部だが、前方で掲げられた旗は「白」。木にあたって帰ってきたのかな?と半信半疑ではあったが、とりあえずその地点へ。ところが、そこでは数人がボールを捜していたのだ。

「ありました?」と聞くと、「確かこの辺に来たんですが・・・」という回答。「確か?」見つけてないなら青旗にして欲しいと思いながら、服部も必死に探したがボールは出てこない。結局、打ち直すことになり、ティグラウンドに足早に戻った。

足早に戻り、呼吸も完全に整っていない状態で打った3打目は、またしても同じ方向に。今度はすぐに見つかったが、グリーン上でも3パットをしてしまい、服部はこのホールで4オーバーの「9」を叩いてしまった。

打った選手が悪いという言い方もあるかも知れない。しかし、確認すべき人間が大丈夫ですと言っているのに、暫定球を打つのも失礼な話になってしまう。実はこのような騒動が、この日1回だけではなかった。三塚優子にいたっては、ボールを捜して見つからずティグラウンドに戻ると、次の組がスタンバイしていたため、前後を1組入れ替えることになってしまった。

このような時間のロスはその後の全組にまで影響が出ることになる。一度発覚したミスは、次には起きないようその場ですぐにでも態勢を改善すべきである。人数が足りなければ補充をするなど行っていれば・・・。僅か1打差で予選落ちとなった三塚は、予選を通っていたかもしれない。(編集部:本橋英治)

■ 追記

この記事を元に大会側で事実確認を行ったところ、フォアキャディは「白」ではなく「青」旗を掲げていた。しかし、旗が風になびいてしまったり、日差しが強かったため、2人の選手からははっきりと確認できなかったことが判明。そこで、最終日は旗での合図に加え、大会運営側はトランシーバーを使用してティグラウンドにいる選手にはっきりと「暫定球の必要可否」を伝える改善を行った。



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