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昨年は“現役女子大生”で優勝、今年は…

昨年の「フジサンケイレディスクラシック」で初優勝を遂げた佐伯三貴が、ディフェンディングチャンピオンとして川奈に戻ってきた。当時は東北福祉大学4学年に在籍。“現役女子大学生”の制覇は、ゴルフ界に新星誕生との鮮烈なインパクトを残した。それも、プロ登録後112日目の勝利は、ツアー制度施行後の最速記録という快挙だ。

その後は、国内外を問わず若き中心選手として活躍。昨年の「全英リコー女子オープン」では7位タイ、さらに今年の「ワールドカップ女子ゴルフ」では日の丸を背負い、見事3位タイに食い込んだ。猛スピードで駆け抜けたこの1年を、「早かったですね」と振り返る佐伯。その短い時の中でも「全体的に成長はしていると思います」と、残してきた実績が佐伯に確固たる自信を植え付けている。

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その中で迎える今大会。“ディフェンディングチャンピオン”という立場は、優越感もあれば、多少のプレッシャーも潜んでいるはず。特に、今年は社会人として臨む佐伯の場合は、状況が少し複雑だ。「大学の時の方が良かったじゃないか、と言われないように頑張ります」と苦笑した。

“女子大生”のイメージが醸した華やかな勝利の次は、今やすっかり定着した愛称“マダム”にピッタリな、他を圧倒するような強さで連覇を飾れるか!?(編集部:塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。



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