まずは無難なスタートを切った櫻井有希。厳しい勝負の世界はこれからが本番だ。

先週の日曜日まで、ノルウェーで欧州女子ツアー（LET）の試合をこなしていた櫻井有希は、火曜日に帰国するとその足で今週の「ヨネックスレディス」が開催される新潟県に移動。翌水曜日から練習ラウンドというハードスケジュールで、プロテスト合格後の国内デビュー戦に臨んだ。

「時差ぼけでよく眠れなかった」という大会初日。17番で左足下がりのライからシャンクしてダブルボギーを叩いてしまったが、「ショットも良かったし、内容も良かった」と、3オーバーというスコア以上の手ごたえを感じていた。

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2日目は2バーディ1ボギーの「71」で、通算2オーバーのカットライン上ながら予選を通過。最終日もパープレイで回り、デビュー戦は27位タイと上々の結果で終えた。

「久しぶりにギャラリーが多かったけど、集中できていたのでそこまで気にはならなかったです。予選通過を目標にしていたので、力がついた証拠ですかね」。早速、49万円の賞金を稼ぎだし、「（LETに比べ）ちょっと多い気がしますね」と、嬉しそうだ。

今後は9月後半の「マンシングウェアレディス」に出場し、その後はステップアップツアーを主戦場とする。「出来るだけ早くステップで勝って、（その権利で）4試合に出たいです」という櫻井。欧州を渡り歩く新世代プロが、日本でも好スタートを切った。（編集部：今岡涼太）