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昨年に続き、名勝負が演じられた18番ホール

昨年の「富士通レディース」は、横峯さくら上田桃子のプレーオフ。日本女子ゴルフ界を2分する人気プレーヤー同士の戦い、敗北を喫した上田桃子の涙など、強く印象に残る名勝負が繰り広げられた。

そして今年、昨年に負けないほどの名勝負を演じた不動裕理三塚優子。昨年の18番で実施されたプレーオフ2ホール目、上田が左手前のバンカーに打ち込み、1メートルを越すアゴの高さに屈して涙を流した恐怖のバンカーが、2人の前に再び立ちはだかった。不動、三塚ともに正規の18番ホールで1回ずつ、さらに不動はプレーオフでも1回、件のバンカーに叩き込むも見事にパーセーブ。ピンチを一転、記憶に残る名シーンを演出し続けた。

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しかし、決着がプレーオフ5ホール目までもつれたとはいえ、2人には大きな精神的な差、そして経験の差があった。7打差を追いつかれ、さらにレギュラーツアーでは初のプレーオフとなる三塚。一方、今季4勝を挙げているうち、実にプレーオフによる勝利が3回という不動。最終的に不動が勝利を納める要素は揃っていたようにも思える。

「あの飛距離差があったので、圧倒的に不利だと思っていた」という不動。不利な要素を補って余りあるテクニックと経験で、伸び盛りの若手に「何打差あっても、どうなるかわからないのがゴルフなんですね」と知らしめた。三塚に悔し涙は見られなかったが、勝利よりも多くを学んだ敗北になったことだろう。(編集部:塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。



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