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国内男子三井住友VISA太平洋マスターズの最新ゴルフニュースをお届け

来秋にはシニア入り 49歳になった深堀圭一郎の今後

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目(10日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7246yd(パー72)

それぞれが置かれた状況で、ベテランも必死にもがいている。10月に49歳になった深堀圭一郎が通算5アンダーの14位タイで、決勝ラウンドに進んだ。不振が続いたシーズン終盤に、3試合連続の予選通過。「良いゴルフが少しずつできてきた」と納得した。

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トップと6打差のスコアには、まだまだ胸を張れない。それでも最終18番(パー5)では3m近いパーパットをねじ込んで「70」でまとめ、2日続けてのアンダーパーをきっちり記録した。身体には年相応の苦しみを抱えている。いまは左ひじが「劇的に痛い」。前日はラウンドを終えるなり、都内の病院で治療を受けてから御殿場にとんぼ返りした。

そんな毎日も、ツアープロにとってはコースでの手ごたえが何よりの良薬になる。「クラブセッティングもやっと流れのあるものになってきたんだ」。この秋に替えた新製品のウェッジ(キャロウェイゴルフ マックダディ 4 ウェッジ)も手になじんできたところ。

賞金ランキングは現在91位。来季のシード権獲得のためには、わずかな残り試合での上位フィニッシュが欠かせないが「だいぶいろんなことが見えて、楽しいものが増えてきた」という。「遅いんですけどね。でも楽しく、緊張感のあるゴルフがやれるのが何より。それができ始めているのは明るい兆し」。わずかであっても前進を実感できるのが喜ばしい。

一方で、ゴルフ人生で差し迫った次のステージも頭にはある。深堀は今週、日本プロゴルフ協会に来季シニアツアーのメンバー登録を済ませた。「歳はみんな平等に取るもの。ひとつの節目がそろそろ来る」。50歳になる来年の10月9日以降、参戦が可能になる。

「(来年も)出られればもちろんレギュラーも出たい。チャンスがあればシニアにも出させていただきたい。シニアの道を歩ませてもらうことも光栄なこと。先輩方が作ったものを、次の世代につなげていくのも僕らの役目」。レギュラーツアーの選手会会長に始まり、コース内外で身を粉にしてきたキャリア。その姿勢はこれからも変わらない。

ただ、プロゴルファーとしては生涯“一打”にこだわり続けたい思いがある。「プレーヤーとしても、少しでも良いゴルフができる位置の方が(周囲に)メッセージが強く伝わることもある。フィールドを退いてからも大事だけど、プレーする限りは何かメッセージ性があるものを持てればいい」。まだまだ老け込むつもりはない。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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