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松山英樹の一挙手一投足を見ているのは?御殿場を包む興奮

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 3日目(12日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7246yd(パー72)

松山英樹が世界選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」に続く出場試合2連勝に向け、単独首位を守った。通算20アンダーとし、後続に6打差をつけて完全優勝に王手。圧巻の「65」でプレーしたムービングデーは、会場に6107人のギャラリーが詰め掛けた。

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赤や黄に色づき始めた木々。見上げる秋空には世界遺産の霊峰富士がそびえる。そこに日本が生んだスーパースターがいるとなれば、最上級の行楽日和になる。前年大会の3日目は雨で客足が2916人にとどまったため、“昨年比倍増”と表現するのははばかられるが、松山の存在が会場の雰囲気を引き締め、大いに沸かせている。

午前8時前。まだ選手が誰もいないドライビングレンジ後方に用意された約300人収容のギャラリー用のスタンドは、既に満員だった。米ツアーでも、メジャーでも見られないような光景が広がっていた。最終組で回る松山のスタート時刻は午前11時15分。松山がパッティンググリーン、打撃練習場と移動するたびに自然と拍手が起こった。

ラウンドが始まると、もちろん大ギャラリーを引き連れた。第1打から富士山を目がけて打っていく10番ホール。ティグラウンドで松山がクラブ選択に悩んだ末、キャディバッグから1Wを引き抜いただけで歓声に包まれた。

重圧のかかる凱旋出場で、期待通りのプレーを見せる怪物を一目見ようとするのは来場者だけではない。練習中にスイング動画を撮影する選手もいる。ベテランの横田真一はこの日、自分の練習を終えてから、松山の打席の後ろで数分間足を止めてショットを凝視。ラウンド時のロープの外には、前日に予選落ちした若手プレーヤーの姿もあった。世界ランキング7位の一挙手一投足は、ライバルたちからも鋭い眼差しを浴びている。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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