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伸び悩んだ日本アマ王者 焼き鳥店オーナーとの約束

キャップに刻まれた焼き鳥店のスポンサーロゴ…小林伸太郎はメジャーで飛躍の一歩

埼玉県の太平洋クラブ江南コースで行われた「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」。決勝ラウンド2日間をいずれも60台でまとめた28歳の小林伸太郎が、キャリア最高となる4位タイでフィニッシュした。

アマチュア時代に将来を嘱望された若手が必ずしもプロの世界でも活躍するとは限らない。国内最高峰のタイトル「日本ジュニア」(2004年)、「日本アマチュアゴルフ選手権」(07年)を制した小林もまた、そうだった。池田勇太の1年後輩で、名門・東北福祉大のゴルフ部を出てからは、2009年にデビューしたツアーでは鳴かず飛ばず。昨年までにレギュラーツアーで稼いだ賞金額は220万円あまりだった。

昨年末のファイナルQTを7位で通過し、前半戦の出場権を手にして迎えた今シーズン。出場2試合目の今大会で、3日目に「64」をマークした。その昨晩、教えを受ける水巻善典から、キャディを通じてメッセージをもらった。「最終日は1アンダーで回ることだけを考えよう」。

他選手の動向に左右される上位争いではなく、自分のスコアメークに集中する――。この日は同大の先輩、宮里優作藤本佳則と同組でプレーした。2人は既にツアー2勝を挙げているトッププロ。会話を交わしても「シード権を持っている藤本くん、優作さんとは戦い方が違う」と動じなかった。6mを沈めた終盤16番から3連続バーディフィニッシュ。“指令”よりも2つ良い「68」(パー71)で上がり、今週手にした賞金は562万5000円になった。

キャップに刻まれた「焼鳥まさや」は関東、近畿に計10店舗以上を構える焼き鳥チェーン店。約2年前にゴルフ好きのオーナーと知り合い、「シード選手になるまでサポートする」という約束だ。

ベストフィニッシュに満足するわけにはいかない。「今年が最高のチャンスなんです。シードを取ることが恩返しになる」と言った。次のステージに上がった時には、キャップのロゴは消えている。だが、それはきっと幸福な別れのはずだ。(埼玉県熊谷市/桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち)
1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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