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国内男子開幕戦の勝者はクリケット出身 他競技からの転身選手まとめ

国内男子ツアーの今季開幕戦「東建ホームメイトカップ」を制したのは、ツアー参戦3年目の35歳、ニュージーランド出身のマイケル・ヘンドリーだった。身長188センチ、95キロで均整の取れた体型。母国ではラグビーに次ぐ人気というスポーツ「クリケット」で19歳以下のニュージーランド代表に選ばれた経歴を持つアスリートだ。

肩の故障のためクリケット選手としての成功を諦めたというヘンドリー。ゴルフに専念してからは2012年、13年と母国のナショナル競技「ニュージーランドPGA選手権」を連覇したほか、11年、13年は「ワールドカップ」のメンバーにも選出。クリケットで用いるバットをクラブに持ち替えて母国代表として再び世界の舞台を踏んだ。「今思えば、肩の故障が良いきっかけになったと思う」と、転身後の成功を笑顔で振り返った。

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ゴルフ界には、ヘンドリーのほかにも、他のスポーツからの転身例は少なくない。クリケットと同じく、投げたボールをバットで打つ競技の「野球」もその1つ。誰もが知る代表的な例では、投手として甲子園に出場し、プロ野球界(西鉄ライオンズ)で3年を過ごした尾崎将司がいる。渡辺司平石武則北村晃一らも甲子園を踏んだ元高校球児。バットスイングや投球動作に、クラブスイングと類似した動きがあるせいだろうか?

女子では、同様にソフトボール経験者が多い。岡本綾子は実業団でも活躍し、エースで4番を務めた国体ではチームを優勝に導いた。LPGA会長の小林浩美も高校時代は白球を追い、藤井かすみは日本代表のキャリアを持ち、一時は日本ソフトボール協会で働いていた経歴の持ち主だ。

他の競技では、国内男子の増田伸洋が高校時代(千葉・流通経済大学柏高校)までラグビーを続け、日本代表候補に選ばれるなど将来を嘱望された元ラガーマンとして知られる。LPGA相談役の樋口久子は高校1年生まで陸上のハードル競技出身。大和笑莉奈は中学までアルペンスキーに打ち込み、上田桃子は水泳で全国大会に出たこともある。宮里藍は中学時代はバスケットボール部に所属していた。

海外勢では、日本ツアー4勝の張娜(中国)が18歳まで砲丸投げとやり投げの選手だった。さらに変わり種の一人が、2013年シーズンに国内女子でプレーしたパン・イエンホン(中国)。20歳まで重量挙げの選手として活躍し、地元広東省の大会で優勝経験もあるという。

サッカー出身は、Jリーグからゴルフへの転身で話題となった選手もいるが、ゴルフでも誰もが知るような活躍を残した選手となると…見つけられなかった。競技人口は世界一ともいわれる競技だけに、ちょっと不思議。。。(編集部/塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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