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櫻井勝之、日本学生の連覇は「ありません」

日本アマチュアゴルフ選手権競技の最終日に、藤本佳則を1アップで破った櫻井勝之。表彰式では涙を見せたが、その後の写真撮影、囲みの会見ではさわやかな笑顔を見せた。今大会は予選2日間でのメダリストが目標だった櫻井だが、予選は12位タイに終わった。しかし、「あまり得意ではないんです」というマッチプレーで見事に5試合を勝ち抜き頂点に立った。

櫻井は昨年の日本学生ゴルフ選手権競技でも優勝を果たしているが、今年も連覇を狙うのかという質問が飛ぶと、照れくさそうに「出られないんです」と言う。実は、昨年も明治大学の2年生だった櫻井は、16単位が取れずに留年となってしまった。したがって現在も2年生のまま。日本ゴルフ協会の規定により、今年1年間学生の試合には出られないのだ。

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そしておもむろに顔を上げて「試合にも出られないので今年のQTを受けます」と宣言をする。QTとは日本ゴルフツアー機構のクオリファイングトーナメントで、通過できればプロゴルファーとしての道が切り開かれる。

今大会で優勝した櫻井はQTのセカンドから受けることになる。ところで、留年してしまった大学だが、「薗田先輩のように在籍しながらプロとしてやって行きたいです」という櫻井。プロになれば、今回の日本アマにも出場できなくなるが、「早くプロのトーナメントで戦いたいので」と、大きな目をさらに大きく輝かせる。杉並学院高校在学中には薗田の1つ後輩で石川遼の1つ先輩にあたる櫻井が、来年にはツアープレーとして羽ばたくかもしれない。【愛知県みよし市/本橋英治】



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