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2017年 全英オープン
期間:07/20〜07/23 場所:ロイヤルバークデールGC(イングランド)

第146回「全英オープン」の大会アラカルト

コース

イングランド北西の沿岸に佇むロイヤルバークデールは、世界有数のリンクスコースである。2008年以来、10回目の「全英オープン」開催を迎える同コースは、堂々たる砂丘の合間をくねくねとフェアウェイが通っており、今週は1週間を通じてギャラリーに壮観な見晴らしを提供することになる。

1889年にジョージ・ロウにより設計された同コースは、1922年にフレッド・ハウトリーとJH.テイラーにより再設計され、最近では1993年にマーティン・ハウトリーにより改修が行われている。コース内のフェアウェイは狭く、いくつかのホールが連続して同じ方向に並んでいる。7156ヤード、パー70の最終ホールのグリーンの奥には、特徴的な白いアールデコ調のクラブハウスがたたずんでいる。

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トリビア

◇ロイヤルバークデールで「全英オープン」が開催されるのは、2008年以来、通算10度目のことである(1954、61、65、71、76、83、91、98、08、17年)。

◇ロイヤルバークデールで初めて「全英オープン」が開催された大会はピーター・トムソンが全英3連覇(1954、55、56)のうちの最初の1勝を挙げ、1958年にも大会を制した彼は、同コースで開催された1965年に全英5勝を遂げた。

◇メジャー直近の7大会の王者は、何れもメジャー初制覇で大会を制した。ブルックス・ケプカ(2017年「全米オープン」)、セルヒオ・ガルシア(2017年「マスターズ」)、ジミー・ウォーカー(2016年「全米プロ」)、ヘンリック・ステンソン(2016年「全英オープン」)、ダスティン・ジョンソン(2016年「全米オープン」)、ダニー・ウィレット(2016年「マスターズ」)、そしてジェイソン・デイ(2015年「全米プロ」)がその7人にあたる。

◇ディフェンディングチャンピオンのステンソンによるトータル「264」は、1993年に優勝したグレッグ・ノーマンの「267」を3打更新する大会記録となった。

◇ステンソンによる72ホールのトータル「264」は、デビッド・トムスが2001年の「全米プロゴルフ選手権」で記録した「265」を更新するメジャー歴代最少スコアとなった。

◇スウェーデン人男子として初めてメジャー制覇を遂げたステンソンによる通算20アンダーは、タイガー・ウッズが2000年に記録した通算19アンダーを更新する大会最多アンダーパー記録となり、メジャー記録としても、2015年に「全米プロゴルフ選手権」でデイが打ち立てた記録に並ぶスコアとなった。

◇ステンソンによる最終日「63」は、「全英オープン」の最終日での最少スコア記録となった。それまでの記録は1993年にノーマンが記録した「64」だった。メジャーの最終日に「63」をマークして大会を制したのは、ジョニー・ミラー(1973年の「全米オープン」)とステンソンのみである。

◇ステンソンはメジャーで「63」をマークした27人目の選手となり、彼による「63」はメジャーで29回目の快挙だった。

◇2005年にプロに転向したマイク・ロレンソベラは、「HNAフランスオープン」で3位に入ったことにより、今回の「全英オープン」でメジャーデビューを果たす。

◇世界12位のジャスティン・ローズは、1998年に17歳のアマチュアとして出場したロイヤルバークデール開催の「全英オープン」で4位タイに入った。最終日に「69」をマークした彼は、マーク・オメーラとブライアン・ワッツとの間で行われたプレーオフに2打及ばなかった。尚、この年、ウッズは3位で大会を終えている。この記録は、ローズにとって未だに全英における自己ベストとなっており、2015年に6位タイに入るまで唯一のトップ10入りだった。

パドレイグ・ハリントンは、2008年にロイヤルバークデールでイアン・ポールターに4打差をつけて「全英オープン」のタイトル防衛に成功した。

◇1985年に「全英オープン」を制したサンディ・ライルは、2017年に41年連続、通算では42回目の大会出場を果たす。彼はプロとして39回、アマチュアとして2回「全英オープン」に出場している。1976年にアマチュアとして初出場を果たしたライルは、1977年にアマチュアとして2度目の大会出場を果たした。彼はその翌年の1978年にプロとして初めて「全英オープン」に出場。スコットランドのライスは1977年以降、毎年「全英オープン」に出場している。

関連リンク

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