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2017年 全米オープン
期間:06/15〜06/18 場所:エリンヒルズ(ウィスコンシン州)
終盤にみごとなバーディ攻勢に出たブルックス・ケプカが4打差で「全米オープン」を制覇し、エリンヒルズで初のメジャータイトルを手中に収めた。
米国のケプカは、3日目を終えて首位に立ったブライアン・ハーマンと1打差で最終日を出て、熾烈なバトルを繰り広げた。14番からの3連続バーディで一気に突き放し、通算16アンダーまでスコアを伸ばして競り勝った。
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ハーマンは最終日を「72」とし、日本の松山英樹と並ぶ2位タイで大会を後にした。さらに1打差の4位には、こちらも最終日を「72」としたイングランドのトミー・フリートウッドが入った。
今回の勝利はケプカにとって、レース・トゥ・ドバイ(欧州ツアーの賞金レース)を8位で終えた2014年の「トルコ航空オープン」以来、2度目の欧州ツアー制覇となった。
通算16アンダーの優勝スコアは、ロリー・マキロイが2011年にコングレッショナルでメジャー初制覇を果たしたときと並ぶ「全米オープン」最少スコアとなった。
「今週はこれまでにないほど自信に満ちあふれていた。ショットがとても良いと感じていた。フェアウェイにボールを置くことができていた。ここではそれが必要とされる。パッティングがとても良かった」とケプカ。
「それらのことに時間をかけて練習を積んできた成果だよ。振り返ると、数年前は4人で小さい車にゴルフバッグを4つ積んでチャレンジツアーで転戦していた。いまは『全米オープン』王者になれたんだ。とてもクールだね」
「ヨーロッパへ渡り、そこで経験を積んで色々なコンディションでプレーできるようになるというのが必要なことだったんだ」
「チャレンジツアーで勝利を積み上げたけれど、いつでも勝てばそれが自信につながるから、いまは当時のことを思い出すね」
ケプカはパー5の1番でバーディを奪った。通算12アンダーとしてハーマンに並ぶと、続く短いパー4の2番ではチップショットでピンそばに寄せてバーディを奪い、単独首位に抜け出した。
1番、2番で堅実なパーセーブというプレーの選択を強いられたハーマンは、プレッシャーの影響を感じさせるプレーを展開したが、3番では9メートルのバーディパットをみごと沈め、首位タイに浮上した。
ケプカは8番で10メートルのバーディパットをねじ込み、1打差の首位でハーフターン。しかし、10番で3パットのボギーをたたき、再びハーマンと首位を分け合った。
一方、松山は1番でバーディを奪うと、4番ではフリンジから12メートルのバーディパットを決め、続く5番では2打目をタップイン圏内につけて通算9アンダーとした。
その後、松山は6番のボギーで失速したが、11番で3.3メートル、12番で6メートル弱のバーディパットをそれぞれ沈めた。一気に二桁アンダーまでスコアを伸ばし、首位との差を3ストロークに縮めた。
ハーマンは深いラフにつかまった12番をボギー。松山は14番と15番をバーディ、ボギーとすると、続く16番でティショットをピンそば3.3メートルにつけてバーディを奪い、首位との差を縮めた。
松山は18番でもバーディを奪って、クラブリーダーとなった。ケプカは14番でみごとなバンカーショットからバーディを奪った。ハーマンが13番で3パットのボギーをたたいたことで、27歳のケプカが主導権を握った。
ハーマンは14番でバーディを奪ってバウンスバックしたが、ケプカは2打目をピン奥3メートルにつけた15番でバーディ。続く16番では5メートルのバーディをねじ込み、3ホール連続バーディとして4打のリードを築いた。
フロントナインを「37」としたフリートウッドは波に乗り切れない。14番でバーディを奪って望みをつないだ、結局はケプカのチャージに圧倒される結果となった。
通算10アンダーの5位タイにはリッキー・ファウラー、ビル・ハース、ザンダー・シャウフェレの米国勢が入った。その1打差でチャーリー・ホフマン。2打差の9位タイにはテリー・マリナックス、ブラント・スネデカー、ジャスティン・トーマスが入った。