ニュース

米国男子WGC HSBCチャンピオンズの最新ゴルフニュースをお届け

「公園で散歩をするよう」カールベリが単独首位発進

柔らかいコースコンディションをフルに活用したリカルド・カールベリが、「WGC HSBCチャンピオンズ」の初日を終え、単独首位に立った。

1年前のこの大会では、ラッセル・ノックスが世界ゴルフ選手権(WGC)デビューでいきなり優勝を飾ったが、その足跡を辿るべく、WGC初出場での優勝を狙うカールベリは、9つのバーディを奪う圧巻のゴルフで8アンダーの「64」をマークした。

<< 下に続く >>

ここのところ雨の降り続くシェシャンインターナショナルGCは、オープニングラウンドが行われたこの日も一日中雨となり、上海での好スコア続出を演出することとなった。

カールベリに次ぐ2位には7アンダーで米国のリッキー・ファウラーがつけており、その1打後方には同じく米国のダニエル・バーガー、日本の松山英樹、そしてタイトル防衛へ向け好スタートを切ったノックスが続いている。

5アンダーには、2010年にこの大会を制したイタリアのフランチェスコ・モリナリ、イングランドのポール・ケーシー、そして米国のビル・ハースがつけている。

昨季の「イタリアオープン」でプレーオフの末、マルティン・カイマーを下して初優勝を遂げる大躍進を果たしたカールベリは、勢いそのままに新シーズンを迎えると、出だしの9大会で4度のトップ10入りを果たした。

夏場には4戦連続の予選落ちがあり、一時は失速をするも、スウェーデンのカールベリは現在「レース・トゥ・ドバイ」で28位につけており、キャリアで最も良いシーズンを送っている。

カールベリは木曜のラウンドが幕を開けると、出だし4ホールで連続バーディを奪い、7番でもバーディを奪って前半を「31」として集団を抜け出した。後半に入り、11番、13番、そして14番でバーディを奪うと、ティショットをミスした16番でリカバリーショットをタップイン圏内に寄せる見事なパーセーブを披露した。

しかし、最終ホールではツキがなく、この日最初のボギーを叩いてラウンドを締め括った。

「すばらしかったね」とカールベリ。「こういう天気が続いていたのは知っていたし、こういうときはティショットでは思い切り振って、2打目はピンを狙うアグレッシブなゴルフをする必要があるけれど、今日の僕はそれができたんだ。今日は最高の距離感だった。最終ホール以外は、一日中最高のショットが打てたよ」。

「自分のゴルフの全てに関して最高の手応えが得られたね」。

「全てがとても簡単だった。公園で散歩をするような一日だったね。多くのショットに専心し、望み通り完璧に打つことができ、全てのパットを攻撃的に行くことができたので、すばらしい心持ちがするね」。

早い時間帯にラウンドした10番スタートのバーガーは、序盤に3バーディを奪うと、14番でもバーディを奪って首位に並んだ。

しかし、11番、13番、14番、そして17番でバーディを奪ったファウラーが、それを上回るペースでスコアを伸ばし、18番ではピンそば1.8メートルにつけて再びバーディを奪った。ファウラーはその後、2オンに成功したパー5の2番でバーディを奪って抜け出すも、バーガーが7番で3メートルのバーディパットを沈めてファウラーに並んだ。

ファウラーは9番でもバーディを奪い、クラブハウスターゲットを定めるも、その後、カールベリがこれを塗り替えた。

ファウラーと同じくバックナインからスタートしたノックスは、出だし4ホールをパーとするも、14番からの3連続バーディで勢いに乗り、3番でもバーディを奪った。ノックスは7番で6メートルのバーディパットを沈めて首位に並ぶも、上がり2ホールをパーとしてこの日のラウンドを終えた。

松山は10バーディ、4ボギー、そしてパーが僅かに4つという派手なラウンドを展開し、上がり3ホールの連続バーディで一気にリーダーボードを駆け上がった。

出場した直近の欧州ツアーの「イタリアオープン」では、優勝を遂げて地元ファンを沸かせたモリナリは、13番、14番、18番、そして8番でバーディを奪い、ノーボギーの「67」で初日をラウンドした。

欧州ツアー出場396大会目にしてWGCデビューを果たしたリチャード・ブランドは、スウェーデンのアレックス・ノレン、そして2009年の大会王者であるスペインのセルヒオ・ガルシアらとともに4アンダーのグループにつけている。

3アンダーには「全英オープン」王者のヘンリック・ステンソン、南アフリカのジョージ・クッツェー、そしてロス・フィッシャーリー・ウェストウッドクリス・ウッドのイングランド人トリオがつけている。

世界3位のロリー・マキロイは1アンダーにつけており、「レース・トゥ・ドバイ」で首位を走るダニー・ウィレットは初日「74」と出遅れた。

関連リンク

2016年 WGC HSBCチャンピオンズ



あなたにおすすめ


特集

宮本卓×GDO 旅する写心
ゴルフフォトグラファー宮本卓×GDOのスペシャルコラボコンテンツ。国内外のゴルフ写真を随時更新中!!
やってみよう! フットゴルフナビ
サッカーとゴルフが融合した新スポーツ「フットゴルフ」の総合情報サイトです。広いゴルフ場でサッカーボールを蹴る爽快感を、ぜひ一度体感してみよう!

ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!