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2016年 WGCキャデラック選手権
期間:03/03〜03/06 場所:トランプナショナルドラール(フロリダ州)

ドラールでマキロイがエンジン全開

ロリー・マキロイが2日目のトランプナショナルドラールを煌めきの7アンダー、「65」でラウンドし、「WGCキャデラック選手権」の週末を、首位からわずか2打差で迎えることとなった。

世界3位のマキロイは、今週に入りフロリダでパッティングのグリップをクロスハンドに変更したのだが、この変更が奏功し、金曜のラウンドのパット数をわずか23パットに抑え、一躍優勝戦線に名乗りを挙げた。

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北アイルランド出身のマキロイは、この日3ホールを残した時点では首位タイに立っていたが、アダム・スコットが上がり4ホールで3つのバーディを奪い、通算10アンダーとして単独首位に抜け出し、それをマキロイとディフェンディングチャンピオンのダスティン・ジョンソンが2打差で追う展開となった。

2015年シーズンの「レース・トゥ・ドバイ」をマキロイに次ぐ2位で終えたイングランドのダニー・ウィレットは、更に1打後方の通算6アンダーにつけており、このグループにはチャーリー・ホフマンバッバ・ワトソンの米国人コンビもつけている。

マキロイによるパッティンググリップの変更は、今週一番の話題となっていたわけだが、メジャー4勝のマキロイはこれまでもクロスハンドで違和感なくパッティングできていたことを強調し、世界1位のジョーダン・スピースがこの方法でストロークしていなければ、もう少し早い段階で変更していたかもしれないと明かした。

「唯一、僕が心配していたのはスピースの真似をした(と取られかねない)ところなんだ」とマキロイ。「それが自分にとって大きなことだった。それが全てだったんだよ」。

「ティからグリーンにかけては同じようなプレーだったと思う。ここ数週間、それが問題になったことはなかったからね。でも、パターが本当に大きな違いとなった」。

「決めて勢い付くようなパットが決まってなかったからね。だから、今日はそういうパットが決まり、前みたいにしっくり行くようになったので、とても良い感じがしたね」。

「週末へ向け、自分のいるポジションにはとても満足しているよ」。

2日目は、メジャー5勝のフィル・ミケルソンがフロントナインで3打差の首位に立ったことから、彼が主導権を握るかに見えたが、後半を「40」としたミケルソンは、この日のスコアを「72」とし、イングランド出身のポール・ケーシーと並ぶ通算5アンダーに後退した。

バーディ、ボギーでこの日のラウンドをスタートさせたマキロイは、5番からの4連続バーディでリーダーボードを駆け上がった。

5番と7番ではピン側に寄せる見事なショットからバーディを奪ったマキロイ。6番では4メートルのバーディパットを沈め、その後はバンカーからの見事な寄せワンもあり、前半を「32」として後半へ折り返した。

マキロイは12番でも3メートルのパットを決めて寄せワンでバーディを奪うと、パー3の15番では7メートルのバーディパットをねじ込み、桁外れにタフな18番では下りの6メートルのバーディパットを沈めて、この日のラウンドを締め括った。

序盤、2連続バーディスタートで先頭へ抜け出したウィレットだったが、8番でのバーディを挟む格好で、6番と9番でボギーを叩く躓きを見せた。12番で4メートルのバーディパットを決めたウィレットは、16番でもバンカーからの寄せワンでバーディを奪う盛り返しを見せた。

先週の米PGAツアーの覇者である豪州出身のスコットは、勢いそのままにこの2日目は8バーディ、2ボギーの「66」をマークし、一方、ジョンソンは今週これまでのベストスコアとなるノーボギーの「64」をマークして一気に順位を押し上げた。

ホフマンは「70」、ワトソンは「69」、そしてケーシーは「68」で2日目をラウンドした。

通算4アンダーには2016年シーズン既に2勝を挙げているシャール・シュワルツェル、インドのアニルバン・ラヒリ、そして米国のジェイソン・ダフナーがつけており、首位から7打差の通算3アンダーには、アンディ・サリバン、ベルント・ウィスベルガー、クリス・ウッド、そしてジョーダン・スピースら9選手がつけている。

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